何サマ？俺様。社長サマ！

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私はさらにパニックに陥って、何も言わない社長に向かい言葉を繋げようとすると。




「……もう黙れ」





上から社長が低くそう呟いた。






私は咄嗟に言葉に詰まる。





でもここで私が社長を好きだという事を認めるわけにはいかない。





もしも認めたら＿＿＿＿あなたの傍にすらいられなくなる。





すごく幸せな日常を手に入れたのに。




それを壊したくない。





それを壊す、勇気なんて私にはない。






私は泣きそうになるのを耐え、ゆっくりと顔を社長に向ける。





社長はなんといえばいいか分からないような、複雑な顔をしていた。





怒っているようで、泣いているようで。






胸が詰まる…。






「社長…。本当に私、社長のことを男性としてみていません……」






好きです、社長＿＿＿＿＿＿。






「本当に社長は尊敬できる上司ってだけで…」






あなたのことが愛おしい＿＿＿＿＿＿＿。






「恋愛感情なんて、一切……私は社長に……」






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿愛しています。






「抱いてなんていませ「黙れ」」






「もう黙れ」






私の声を遮った社長の言葉は、酷く冷たくて。






社長は泣きそうな顔をしていた。









「しゃ、ちょ……」








私の瞳から一筋の涙が毀れ落ちる様子が、社長の瞳に鮮明に映っていた。







そしてその瞳がゆっくりと私に近づいて来て＿＿＿＿＿＿。









・









・









・









そっと私の唇と社長の唇が




重なった

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