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艶やかな髪からは甘い香りに混じって鉄臭さが鼻を掠める。
其れが又、芥川の本能を擽るのだった。
「本当に未だなのかい?」
「だから黙れ…!
否、聞かぬ馬の耳は塞ぐに限る、か…」
「!?」
芥川は不思議な理論唱えたにも関わらず、与謝野の不意を突く。
__あの強情女が、此処迄乙女に成るとは__
考えつつ、敵組織である筈の彼女と口を重ねる此の感情は、蜜仕掛でも、罠でも無く。
「はっ、一本取った。」
「〜〜//
善いさ、妾だって其処らの女子と一緒にされちゃ困る…ん」
「!」
矢張り彼女は彼女だ。
向こうから仕掛けてきた"其れ"は、自ら攻めに行くのとは違う感触に感じる。
そして、強気な彼女は負けず嫌いなのだろうか。
「んっ…ふ…」
「っ…!?」
襲ってきたのは、短刀でも銃弾でも無く、与謝野の舌だった。
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しゃる(プロフ) - いちごふらぺちーのさん» 本当ですか!マイナーなのでそう言って頂けて嬉しいです(*^^*)与芥承知しました(即答)w (2018年7月17日 22時) (レス) id: c8a40548e4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごふらぺちーの(プロフ) - こんなcpがあったなんて!さいっこうです!いつか番外編などで与芥もお願いします! (2018年7月16日 23時) (レス) id: 35dddd0e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃる | 作成日時:2018年7月16日 14時