隠れ簑と狼 ページ6
「ちょっ…!待ちなよ…っ」
「黙れ。」
「っ…」
芥川に引かれるが侭、細身の二人がやっと入れる程の狭い連絡通路に隠れる与謝野。
軍警からは丁度見えて居ない。
何やら先程の男は武器や密輸品を所持して居た様で、確保に手こずっている模様だ。
「も、もう少し離れられるだろ!」
「五月蝿い…!気付かれるでは無いか…!」
「一寸!何処触ってんだい此の変態!」
五月蝿い。何処までも五月蝿い。
先程迄の冷静さは何処へ消えたのか、今ではまるで女だ__花の様な。
と、芥川は思う。
煩悩め…考えれば考える程、目の前の彼女が引き立って見える。
「ま、未だなのかい…妾からじゃ見えないよ」
態度は大きくても、身体は華奢で繊細だ。
故に、其の少しはだけた胸元はより一層目を惹き付ける。
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しゃる(プロフ) - いちごふらぺちーのさん» 本当ですか!マイナーなのでそう言って頂けて嬉しいです(*^^*)与芥承知しました(即答)w (2018年7月17日 22時) (レス) id: c8a40548e4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごふらぺちーの(プロフ) - こんなcpがあったなんて!さいっこうです!いつか番外編などで与芥もお願いします! (2018年7月16日 23時) (レス) id: 35dddd0e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃる | 作成日時:2018年7月16日 14時