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5話 ページ5

無一郎「声の雰囲気が冨岡さんに似てるから冨岡さんに呼ばれたみたい。」

蜜摛「それによく見たら目元が冨岡さんそっくりね!可愛いわ…!」

兄の声に似ているというのは褒め言葉として受け取って良いのだろうか。
蜜摛の急なべた褒めに少し照れてしまう。

『あ、ありがと…ぅ…』

顔を少し隠しながらそう小声で言う。
無一郎と蜜摛は少しにこにこしていた。


無一郎「あ、僕そろそろ行かないといけないんだった。じゃあね甘露寺さん、Aさん」

無一郎が私の方をチラッと見た時微笑まれたけど、少し悪魔の微笑みに見えてしまったことは誰にも言えない秘密。

甘露寺さんともさよならをして、家に帰った。

『今日全然兄さんと話せなかったなあ』

あーー…ちょっと眠い…
今日は非番だし少し寝よう…かな…






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『にーさん!にーさんいかないで!』


義勇「ごめんな」



泣きながら呼び止める私の声を聞かずに、どこかへ行ってしまった兄。

私は兄がどこへ行ったか私はわかる。
きっと剣士になるために修行しに行った。



家族が鬼に殺され自分が仇を取るため。
私は1人親戚の家に預けられた



兄は弱くて、泣き虫で、意気地なし。
でも優しくて、話はいつも聞いてくれた。



私は自分で言うのはなんだけど、そんな兄と違って明るくて愛想が良かった。



でもそんな親戚は私の事を気味悪がった。



そりゃそうだよ。まだ幼い小さな子が、誰にでも笑顔で他人の顔を伺いながら話すって誰でも気味悪がる。



でも、兄さんから笑顔のAが好きだよって言われたあの日から私は誰になんて言われようと笑顔を絶やさなかった。


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名無し79060号(プロフ) - 蜜璃ちゃんですよ 蜜摛になっています (2020年4月30日 0時) (レス) id: d9ea10242e (このIDを非表示/違反報告)
優雅 - ウミルエルさん» わぁぁぁ( ; ; )気づかずに書いてましたすいません今すぐ直します (2020年3月12日 1時) (レス) id: c2665b521a (このIDを非表示/違反報告)
ウミルエル - 親方様じゃなくてお館様です! (2020年3月11日 22時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優雅 | 作成日時:2020年3月10日 2時

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