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至side
扉の向こうから現れたAが
あまりにも綺麗で
世界中の時間が止まってしまったような
錯覚に陥った
みんなに今日プロポーズするって言ったのは
少し自信がなかったからかもしれない
Aが俺のことちゃんと好きでいてくれてるって分かってても、魅力的過ぎる君は誰でも虜にしてしまうから早く自分のものにしたかった
至「A、世界中の何よりも誰よりも
君を愛してる…
大学を卒業したら俺と結婚してほしい」
上手い言葉なんて見つからない
余裕なんてないし緊張で心臓もバクバクいってる
至「これ、受け取って?」
ポケットから取り出したのは婚約指輪
今までの贈り物の中でもかなり慎重に選んだ
気に入ってくれるかな、受け取ってくれるかな
そんなことばかり考えてた
『…私、きっと今、世界で一番幸せです
こんな私ですがよろしくお願いします』
顔をあげると涙ぐみながら笑う君がいて
強く、強く抱きしめた
至「一生をかけて幸せにするから」
『はい…』
監督「せーの!」
「「「至さん、Aちゃんおめでとうー!!」」」
待機していた団員がたくさんの花びらを撒きながら
祝福してくれた
誰が持ち込んだのかシャボン玉も飛んでいる
至「これでAは彼女から婚約者だね」
抱きしめてキスをする
みんながいるとかそんなの気にならない
こんなに愛しい人が隣にいてくれる…
それだけでこんなに幸せなんだから
『私、幸せです』
これからもこの笑顔を、一番近くで…
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しゃな(プロフ) - 香織さん» ありがとうございます!嬉しいです!卒業後の話もゆるゆる書く予定なのでこれからもよろしくお願いします! (2021年4月15日 16時) (レス) id: 47cb61f95f (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - いつも更新楽しみに拝読してます。ついに卒業までいって嬉しい反面もうそろそろ終わるのかなと思うと寂しいです。もし続くのであれば卒業後の話も読んでみたいです! (2021年4月15日 0時) (レス) id: be1cefb69b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃな | 作成日時:2021年3月12日 16時