茅ヶ崎至の彼女の話 そのに！【A3!】

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至side



『佐奈ー！こっちこっち！』




佐奈「ほんとに浴衣だ！可愛いじゃん！」




劇団の夏祭りイベント
夏をテーマにした演劇をしたり
軽い出店を出したり…



昼の部は親子で来てくれたりで盛り上がり
今は夜の部




昼の部の水色の浴衣は可愛らしい仕上がりで
まぁ、言うまでもなく連写したよね



夜の部になり藍色の浴衣に身を包んだAは
より大人っぽさが出て今すぐにでも抱きしめたい





莇「髪型とかメイク崩れるから
Aさんに触るの禁止な」



幸「浴衣なんだから着崩れないように
無闇にAに触らないで」




って言われてるから昼からめちゃくちゃ
我慢してるんだよ、俺




『次は春組で15分後に始まりまーす！』





今日はたくさん手伝ってくれてて
ほんと助かるんだけど…





「お姉さんめちゃくちゃ綺麗だよね！」




「よかったら連絡先…」




「抜け出して飯でもどう？」





言いよるやつらが後をたたない

わかる、めちゃくちゃ気持ちは分かるが
俺の彼女なんだけど？




至「すみません、この子は俺の彼女なので」




笑顔で対応はするけど圧をかけ追い払う
お前らの顔面で俺に勝てると思うなよ




『ありがとうございます、至さん！
もうすぐ始まる時間なのに…』





至「今日のAは特別綺麗なんだから
必ず誰かのそばにいてね？

俺がいない時も必ず、ね」




『はい、わかりました！

至さんのお芝居楽しみにしてますね！』





笑顔で見送ってもらえたから
頑張れそうだよ




終わったら少し休憩だしAを連れて
出店まわってみようかな

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