茅ヶ崎至の彼女の話【A3!】 (ページ31)

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紬side

太一「うぅ、分かんないっす…」

十座「ここ、教えてもらってもいいっすか」

天馬「何でテストなんて…」

九門「Aさーん！」

『はーい！』

今は学生組のテスト対策中

俺と至くん、千景さん、それからAちゃんで
それぞれ教えてる最中

『これはこの公式を使って…』

褒めて伸ばすタイプかな

塾講師のバイトしてただけあって
教え方も上手いなぁ

至「ねぇ、Aー」

『どうしたんですか？』

至「Aの最近お気に入りのカフェってどこ？」

『…え？』

太一「千景せんせー！
至せんせーがAせんせー口説いてるっす！」

千景「ほんと不真面目な先生だね」

あはは、また始まっちゃった

十座「この前のケーキ屋は美味かったすね」

『うん！また行こうね！』

至「紬せんせー！俺のAが
十座くんにとられましたー」

泣きまねをしながら至くんが
俺に言ってきた

紬「俺も今度、一緒に花屋に行ってきますね？」

『行ってきますね、至さん！』

あー、Aちゃんも至さんのこと
からかってるなー

それが分かって笑っていると
Aちゃんと目が合う

お互い顔を見合わせて笑った

至「はーい、イチャイチャは
俺とだけ、ね？」

横からさらうようにAちゃんを抱きしめると
今度は牽制するように言うから
至くんはほんとに好きなんだなって伝わる

…2人がこれからも幸せだといいな