１０１：真相 ページ4
嘘はついていない
『本当にゾロアだよ……』
ﾀﾞｲ｢嘘じゃないみたいだけど｣
『てことで流して……？』
ﾀﾞｲ｢うーん、腑に落ちないな……｣
しぶしぶ頭を流してくれるダイゴには悪いなと思いつつ、彼には言えないその真相を頭の中で語る
そう、それは私がカロスに……ミアレに戻ってまだ間もない頃のこと
その頃の私は毎日毎日黙って出てきてしまった後悔と申し訳のなさ、自分の仲間たちも故郷を離れなくては行けなくなったこと
それからダイゴやムクゲさん……まあ特にダイゴと会えなくなってしまったことでの寂しさ……色々なものに埋もれてしまいそうで
そんな中で、ゾロアが私の元気を出そうとしてくれた
いつも通りお風呂に一緒に入っていたとき
突然｢今日はボクがAの頭を洗ってあげる｣なんて言い出すからビックリしてしまった
なによりどうやって彼が私の頭を洗うのかがまったく想像つかなかった
私の後ろについたゾロアが突然光り輝き……つまりイリュージョンを使った
その時はもう心臓が飛び出すかと思った
突然私の後ろにダイゴが現れただけならそれは嬉しかっただろうけど……なにせ私も全裸だしそのゾロアダイゴも全裸
……ちゃんと鏡には隠れていて映らなかったけどね！！？
それに気がついた途端、洗っている途中のゾロアダイゴについグーパンを飛ばしてしまった
あれが……人生で初めてゾロアを……というより他の仲間もなかったけれど殴り飛ばしてしまったときだ
グーパンを喰らった直後ゾロアのイリュージョンは解けたものの、ゾロア曰く私が一番元気を出すのはダイゴだけだと思ったからだなんて
……まあつまり、全部が見えこそしなかったものの、全裸を、本人がいないところで見てしまったことになるわけだから
ﾀﾞｲ｢……A？｣
『へ』
ﾀﾞｲ｢のぼせたのかい？ボーッとしていたけど｣
『あ、うん、大丈夫』
恥ずかしさと申し訳のなさで言えたものではなくて
かと言って嘘をつくことも出来ないからこれでいい……はず
『体はもう洗ってあるから私先に上がってるね、ダイゴも体洗ったらおいで』
ﾀﾞｲ｢ああ｣
扉を開けた先に待っていたキュウコンに
ｷｭｳ｢まあこればかりは言うことはないわ｣
と言ってもらえたことだけが救いだった……
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ykr - 初コメ失礼します！とても面白いです！ニヤニヤが止まりませんww更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年4月6日 14時) (
レス) id: b4e64e3c42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - キララさん» 特に意識はしていなかったのですが……Sっぽくなってしまっていましたかね？wとにかくありがとうございます！頑張りますね！ (2016年10月31日 3時) (レス) id: 35275eedcc (このIDを非表示/違反報告)
キララ - ダイゴのＳぽいところが好きです！しゃもさん!頑張ってください。 (2016年10月23日 16時) (レス) id: 9e26f29030 (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - minokuさん» 素晴らしいだなんてそんな……拙い文章ですが楽しんでいただけているなら嬉しいです！更新頑張りますね！ (2016年10月7日 18時) (レス) id: 35275eedcc (このIDを非表示/違反報告)
minoku(プロフ) - しゃもさん» 初めまして！私もダイゴさんの小説を書いてるのですが、しゃも様みたいな素晴らしい小説が書けず苦戦しております笑！いつも楽しみに読ませて頂いてます！これからも更新頑張って下さい！！ (2016年10月6日 0時) (レス) id: 14d865179c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃも | 作成日時：2016年9月18日 0時
