１２０：地響き ページ23
ﾀﾞｲ｢……ちょっと出かけてくるよ｣
『ええっ！？帰ったきたばっかりなのに！？』
ﾀﾞｲ｢果たさなければならない用が増えただけさ｣
『増えたってたった今だよね私なにか……』
できるだけ罪が軽くなるように───
ミクリさんが言っていた言葉が頭をよぎる
立ち上がるダイゴの腕をとっさにつかんだ
『ま、まって！』
ﾀﾞｲ｢なんだい｣
『い、今から行こうとしてるのってミクリさんのところ？』
ﾀﾞｲ｢……あぁ｣
『えー、えーと、うーん……』
なんとかして引き止めなくては……！
『……み、ミクリさんなにかした？』
ﾀﾞｲ｢は？｣
『ひぃ……っ』
何今の声！！！！！地響きがした！！！！！
こっわ！！！！！！
『い、いやぁダイゴなんか怒ってる……ぽいから』
ﾀﾞｲ｢A、それ、本気で言ってる？｣
『う、うん……？』
ﾀﾞｲ｢……｣
『……』
しばしの沈黙の後、ダイゴの口からため息が一つ漏れた
ﾀﾞｲ｢……なんだか気力が失せたよ……｣
『？？』
よくわからないけどどうやらミクリさんからのお願いはなんとかできた……かな？
ﾀﾞｲ｢デート｣
『ん？』
ﾀﾞｲ｢デートだろ、それ｣
『ふぇ』
ﾀﾞｲ｢だから！Aはミクリとデートしたの！｣
『でーと？？お出かけしただけだよ？？』
ﾀﾞｲ｢2人で行ったらそれはデートだろう！｣
『デートって好きあってる2人で行くもんでしょ！？』
ﾀﾞｲ｢今回は譲らないよ！それは完全にデートだ！｣
『別に私とミクリさんはそういう意味では好きあってないでしょ！私はダイゴが好きなのに！』
ﾀﾞｲ｢……そ、そう、だよね、知ってたけど｣
突然勢いを失って照れ始めるダイゴ
……ごめん私あなたの照れ照れポイントわからない
ﾀﾞｲ｢……Aは……付き合い始めてから……色々……こう……遠慮がなくなったよね……あ、いい意味でだよ！｣
『迷惑かなとか思ってただけだもん』
ﾀﾞｲ｢迷惑じゃないよ｣
『あと恥ずかしさは後からやってくるだけだもん』
ﾀﾞｲ｢結局恥ずかしがるんだね……｣
『うん』
ﾀﾞｲ｢……って話題が逸れた！とにかくそれはデートだ！｣
『〜っもう！じゃあデートって名前つけてもいいよ！何がダメなの！』
ﾀﾞｲ｢……本気で言ってる？｣
『うん』
ﾀﾞｲ｢本当に？｣
『うん』
ﾀﾞｲ｢……はぁ｣
深いため息をついたダイゴが再び口を開くまで、たぶん30秒くらいあった……と思う
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ykr - 初コメ失礼します！とても面白いです！ニヤニヤが止まりませんww更新頑張って下さい！応援しています！ (2017年4月6日 14時) (
レス) id: b4e64e3c42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - キララさん» 特に意識はしていなかったのですが……Sっぽくなってしまっていましたかね？wとにかくありがとうございます！頑張りますね！ (2016年10月31日 3時) (レス) id: 35275eedcc (このIDを非表示/違反報告)
キララ - ダイゴのＳぽいところが好きです！しゃもさん!頑張ってください。 (2016年10月23日 16時) (レス) id: 9e26f29030 (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - minokuさん» 素晴らしいだなんてそんな……拙い文章ですが楽しんでいただけているなら嬉しいです！更新頑張りますね！ (2016年10月7日 18時) (レス) id: 35275eedcc (このIDを非表示/違反報告)
minoku(プロフ) - しゃもさん» 初めまして！私もダイゴさんの小説を書いてるのですが、しゃも様みたいな素晴らしい小説が書けず苦戦しております笑！いつも楽しみに読ませて頂いてます！これからも更新頑張って下さい！！ (2016年10月6日 0時) (レス) id: 14d865179c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃも | 作成日時：2016年9月18日 0時
