「逆襲 1-1」フロイド夢 ページ1
気分屋という言葉の上限を探しているのだろうか。あの先輩は
「フロイドは気分屋ですからね」
「仕方ありませんねぇ」
お前らが甘やかすからあんな風になるんだろ！と食堂に居る二人に睨みをかける。
気付いてもこれぐらいだと何もしてこないのはもう分かっている。
だから思い切り呪いの念を飛ばすように睨みつける。
「なぁ、Aどうしたんだ？えらく機嫌悪いけど」
「あ、あー昨日またフロイド先輩に深夜遅くまで絡まれたらしく…」
「俺様も昨日ろくに眠れなかったんだゾ…」
隣の男性陣に目を向けると、ヒィっと悲鳴を上げられた。
「お、おまえ顔怖いぞ」
「え、そう？」
思ったよりドスの効いた低い声が出てしまい、自分自身でも驚く。
隣3名はその比ではないようで、引きつった笑みを浮かばせていた。
「わ、わらえよ」
肩をポンと、叩かれたときはもう限界だったのかもしれない。
「は？何？じゃあ毎晩毎晩毎晩夜遅くまで寮の扉叩かれたり、起こされたと思ったら帰られて、そう思ったらまた起こされての無限ループ代わりに体験してくれるっていうの？」
「それか授業中にもいきなり絡まれて連れ出されたと思ったら、突然解放されて、周りの白い目を伺いながら授業戻って来てくれるの？」
ねぇ！ねぇ！と声を荒げると、２人+1匹はもう泣き出しそうな顔でこちらを見ていた。
「ごめ」
「ごめんとかいうなら助けてよ！」
こっちが泣き出したいくらいだ。
どうしてかは分からないが、彼は結構なペースでこちらに絡んでくる。
どっからともなくは現れて、ちょっかい(もはや嫌がらせ)を仕掛けてくる。
初めは怖いから大人しく従っていたが、この所その頻度は着実に上がっていてもう我慢の限界だった。
やはり、睡眠を奪われると人は冷静じゃいられなくなるもかもしれない。
後ろの方から、フロイド先輩の声が聞こえてくるだけで血管が浮き上がり、血が沸騰してしまいそうだった。
「あ、小エビちゃ〜ん」
肩をポンポンと叩かれ、顔を覗き込まれる
「一緒にご飯食べよぉ〜小エビちゃんの分は俺取ってあげる〜」
私の分のお皿を取られ、血管から血が勢いよく溢れ出る幻覚が見えた。
「…ねぇよ」
「ん？なに？」
フロイド先輩が振り返ってこちらに向かってくる。
「おい馬鹿やめろって」
エース達の静止の言葉は、今の私には届かなかった。
「二度とお前と飯は食わねぇよ」
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ていていて(プロフ) - 飛鳥さん» ２にての話数が足りなくなってしまったので、3の方でトレイ先輩夢載せさせて頂きます…！お手数ですが3の方にお飛びください…！（再度のリク有難うございます…！） (2020年4月24日 0時) (
レス) id: 07fa99b89e (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - またトレイ先輩のリクエストで大変恐縮なんですが、主人公が怒られちゃうお話もし可能でしたらお願いしたいです…。 (2020年4月17日 2時) (レス) id: e991a9fa95 (このIDを非表示/違反報告)
タコのトランプ(プロフ) - とっても素敵なお話ばかりで切なくなったり背筋が冷えたり楽しいです！よければジャミル先輩のを書いてください！お願いします。 (2020年4月16日 18時) (レス) id: 27b3bc46a1 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ - 本当に最高のお話でした..！！読んでいると、切ない気持ちになりました！素敵なお話をありがとうございました(≧∀≦) (2020年4月12日 9時) (レス) id: 2ef73a5082 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ - あと、リクエストお願いしてもいいでしょうか..？可能であれば、レオナさんとのお話をお願いしますm(_ _)m (2020年4月11日 18時) (レス) id: 80b818e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ていていて | 作成日時：2020年4月3日 0時
