90%対10%の君 (ページ35)

今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:31,065 hit

32% ページ35

手紙は荘園の主からだった

サバイバー脚本家「A様｣へ

大変失礼なことで申し訳ないのですが
こちらの裏事情により、貴方様には荘園を去って頂くことになりました
事情は書けません、申し訳ございません
失礼だとは思いますが、脚本家様が書いた脚本を図書室で
保存させていただきます、戻った時の家などの保証はできております
大変失礼で申し訳ありませんが、どうか……

わがままな手紙だ
呼んどいて出てけだと?なんということだ
手紙はもう1枚あり、そちらには｢２｣と番号が振ってある
おそらく一枚目の続きだ

新サバイバー、呪術師パトリシア様、探鉱者ノートン様を呼ぶにあたり
空きが必要となったのです、ふざけるなと思われると思いますが
どうか、頼めるのは脚本家様しかおりません、代わりと言ってはなんですが
望むものを１つ、差し上げます、正しい決断を……

望むものをなんでも1つ、私が荘園を出る交換条件で得るものだ
私はここに残ろうが残らまいがどうでもいい
しいて言うならここの方が楽だ、それくらいの思い出しかここにはない
正しい決断を、と書かれているがもう出るのは決まっているのだろう
何を貰うか……さてどうしようかね

どうせならここの主を思いっきり困らせてやりたい
困らせる、という相手の心理を探る行動が私は苦手だ
相手に興味がないのだから、考えも探ろうとしない
だから困らせてやりたいなんて思うのは荘園に来てから考えたことだ
荘園に来てから私の中に生まれた感情だ
今までも知らないうちに誰かを困らせていたりするのかな

まぁ、困らせるとかがお上手な迷惑なやつが私の周りにいるから
そいつに聞けば問題ないのだろう、この件保留

脳内で思考をまとめる、１つ１つ終わらせていく

次、新たなサバイバーという点、呪術師パトリシアと探鉱者ノートン
確か今ある部屋は20部屋、そのうち18部屋を使用中だったはず
2部屋余っているし問題ないはずだが……

あ、と思いついたのは、サバイバー以外にも来る可能性だった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
90%対10%の君をご愛読頂きありがとうございます

ラストの展開が見えてきたでしょうか
現在優先的にこちら側を進めています、私の脳内では
新作の話も考えられております、自己満足小説なので
報告する意味ないですけどね、一応
恐らく100%なんて絶対行きませんし
50%も行かない中途半端な小説になります
ご了承ください