45人目のお客様 ページ49
よく晴れた日だった、私の手には一つのトランクのみがあり
目の前には大きな黒い柵で作られた門、つまりは荘園の出口
私の後ろにはなんとも言えない表情で私を見送る皆
急なことで先輩と入れ替わりで私はいなくなるとだけ
皆には説明されている、
ここでの名前は先輩に預けたが
残るのは私の名前だけで先輩と主以外から
私の記憶はなくすと言われた、しょうがないと私はすぐ諦めた
代わりに私を記憶消去せず返すらしい
戻ったあとの仕事先も決まっており、生活も保証されている
ああ長いようで短かったなと門に手をかけた
後ろはあえて振り返らず、そのまま荘園を出た
先程まで後ろにあった豪華な洋館はなくなっており
代わりに目の前には見慣れた我が家があった
慣れた手つきでトランクに入っていた鍵を取りだし
ガチャリと音を立てて扉を開ける
室内は数ヶ月掃除をしてなかったというのにホコリ一つなく
家を出た時の状態で時間が止まっていたかのようだった
飾られていた花も枯れておらず荘園の力は凄いなと
改めて思った、トランクを開けて写真と化粧品の類を取り出す
衣装類は全て荘園のものだったので無い
写真を飾っていると
トランクの底に一通の手紙を見つけた
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
