39人目のお客様 ページ41
私の足音に重なるように
静かについてくる先輩、私が止まれば先輩も止まり
私が動き始めれば先輩もまた動く
少々怖い、あと先輩からは甘い果実のような香水の匂いがした
先輩は化粧=服装なども整えたオシャレとでもとっているのだろか
少し通常より濃いその匂いは尾行の意味をなくしていた
私が昼食の準備をしていると
彼女は私が食事を初めてから数分たってから
何食わぬ顔で皆に合流し食事をとり始めた
彼女の演技に騙される荘園の住人達
そんな中彼女の行動に違和感や恐怖を持ったのは
最近私と関わりの深かった彼、納棺師のみだった
｢ご馳走様でした｣
私は小さく、ポツリとそう言い放ち
食器を片付け自室に戻ろうと足を進めた
いや、進めようとした
私の手首には細く繊細で真っ白な綺麗な手が巻きついていた
納棺師の手だった、彼は酷く脅えた表情をして
｢相談があります｣
と私にだけ聴こえるくらい
小さく呟いた
｢わかった、エマの庭で待っていて、すぐ行くわ｣
私も小声でいった、ほかの人たちは自分の世間話や
先輩への質問で忙しかったようで、私たちの会話を
聞き取ることも出来ていなかった、
先輩からは私に向けて槍でも刺すような視線を向けられていた
ティーセットを自室から持ってきて
エマの庭へ向かった、彼はもう到着していた
ココ最近化粧品を一緒に見に行ったりしていたが
その時は明るい顔をしていたのに対し
今はすごくオドオドしている
情緒不安定かな?それとも二重人格かなにかかな?
そう聞きたくなるくらい彼は性格がよく変わる
｢それで?相談は何かな、納棺師さん｣
適当な話からはいるのはしんどいので
直球で聞いた
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
