5人目のお客様 ページ5
｢どれにしようかまようの〜!｣
｢ほんとにそうね……こんなに衣装があるなんて
衣装によって化粧も変わるし……｣
実際、衣装にはかなりの数があった
私は来たばかりなのに何故こんなにも
衣装があるのか……
きっと前の化粧師さんの衣装だ
私は化粧師二代目として呼ばれた
詳しくは聞いてないけど
何らかの事故でやめたことは知っている
｢A?どうかしたの?｣
｢あ、ごめんなさい、なにか言った?｣
｢いいえ、ただ……考え事をしているみたいだったから｣
マーサは勘が鋭い
さっきからの会話をふりかえってみれば
マーサは前の化粧師の話を
時々していたことを思い出した
仲がよかったのかな……
そう思うと触れてはいけない話のような気がした
｢ちょっとしたことだから大丈夫よ｣
｢そう?考え過ぎないでね｣
やっぱりマーサは優しい
人のことをよく見ている
｢ええ、それより、マーサは衣装を選ばないの?｣
｢この衣装が1番動きやすいからね｣
マーサは見た目より効率を求めるみたい
見た目を考えなくても綺麗なんだもの、
当然だわ
｢何を話していたの?｣
エマが衣装をもって戻ってきた
｢ちょっとしたことよ｣
軽く返す
不思議そうにこちらを見つめてるけど
マーサの前だし、言えない
｢そうなの!｣
深くは聞いてこない
エマもとっても優しい子なのね
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
