32人目のお客様 ページ34
ピピピピとうるさい音が響く中現れたのは普段とは別人の納棺師
何してるんだよ、そう聞かれてもどう答えればいいものか……
｢……もう一度聞く、何してるんだよ｣
あくまでもその質問に答えろと言うのね……
｢えーっと……ハンターが誰かわからなくて、どう対処すればいいのか｣
｢まず解読しながら聞け｣
解読しつつ納棺師から聞いたことは2つほど、1つは
今回のハンターは夢の魔女、イドーラというらしく
寄生型の信者とオリジナルの信者を使うハンターってこと
2つ目は姿が見えないハンターであり、今私たちにできることは
解読くらいだということ、内容から察するに
納棺師もまだ攻略法を知らないのだろう
納棺師にハンターのことを聞こうがわからないとしか答えはかえってこない
何を聞いても無駄なので、解読するしかない
彼のおかげで少し安心できた、頭の中で状況整理をする
まず、今回のハンターはイドーラ、夢の魔女だ
攻略法は納棺師、イソップも私も知らない、知ってるのは占い師イライだけ
これは考えてもどうしようもない知識の差だから放置でいい、
今すべきは解読、じゃあ次、観察、観察しようにも相手は1人だけど
私はジロリと彼、イソップを足元から頭まで見た
｢な、なんだよ｣
ピッシリと張った綺麗な服をしているが裾の部分が少し汚れている
普段と違い雑な歩き方をしている証拠だ
髪は汗で濡れ、乱れている、走ってきたのだろう、マスクは
耳元でくるりと1度まかれ、走っても取れないようにつけられている
普段の彼は1度もまかないだろう
目元は少し丸みをおびて優しさと恐怖がつたわってくるのに
いまは怒りやうらみ、集中などの気がつたわってくる目をしている
私の知る限りの彼は
いつも綺麗な服を着ており、自分の仕事に誇りを持っている
服の裾がながければ折り込み、決して地面にはつけさせない
マスクも紐をねじりまいたりせず、きっちりとつけている
目元は優しくめったに怒らない……聞いた通り、普段との差がすごい
｢……聞いた通りの人だなと……性格がかなり変わると聞いていたので
こんなに変わるとは思わなかったですけれど、ひとつ疑問ができました
答えていただけますか｣
ガチャりと音を鳴らし暗号機の解読を終わらせ、
走りながら私は回答を貰えるか聞いた
もちろん結果はいいとの事だから質問をした
｢あなたは……いえ、イソップさんはどのような思いで
ゲームに望んでいるのですか｣
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
