23人目のお客様 ページ24
私は周りから、静かとか大人しいとよく言われる
見た目のせいかな、実際私はそんなに大声を出さないし
静か……なんだろう、そのせいか、時々心の声が漏れる
漏れてはいけない時に限って……
｢………………は?｣
目を見開いて私を見つめるピアソン
彼の姿を見るだけでわかる、彼は怒っている
そんな空気を出している
怖い
｢あ……ごめんなさい、違うの、ピアソンさん｣
どうしよう、このままじゃエマまで被害が及ぶ
この先もっとエマが苦しむことになる
なんとかピアソンさんを落ち着かせなきゃ
でも、どうやって?
｢……何が違うんだ?実際そう思ったんだろう｣
ピアソンさんの目は、光など入らない、深海のように暗くなり
今にも襲ってきそう、それに……彼の言っていることは正しい
私は彼を 最低 だとそう思ったから、言葉にしてしまった
それでも人というものはちがう、私はそんなことしてないと
現実逃避を始める、私も同じ、だからこうして違うと言っている
｢……確かに……実際思ったわ、ごめんなさい、ピアソンさん｣
今すぐ逃げ出したい、彼の言っていることは正しくても
行っていることは正しくない、それを彼に説明するのは
難しすぎる
｢確かに……私はそう思った、あなたは最低だと、
だから言葉にした、してしまった、それはあなたが正しい
私は違うんだと言い訳をしていた、でもエマをストーカーするのは話が別
私はそれが正しい行為とは思わない｣
それでも、説得しなきゃ
｢化粧師……君には関係ないだろ!!?僕の言い分は正しい!!
泥棒して何が悪い!!?僕は悪くない、こんなことしたかったわけじゃない｣
彼も、逃げてる
あ、そっか……わかった
荘園の人は、現実に追い詰められて、ここに来たんだ
だから現実を受け止めるのが何より怖いんだ
｢……あなたがどれだけエマを追いかけようと
エマはあなたを認めない、あなたがどれだけエマを愛そうと
その愛はエマに届かない｣
どこかの本で読んだ、歪んだ愛は、恨みや憎悪、悲しみしかうまないと
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インスタント、メイク をご愛読いただきありがとうございます
まだまだ先の完結の仕方に迷いつつかいたため
謎な内容の小説になってしまいました、申し訳ありません
皆様のおかげで合計5000hitをこえました、ありがとうございます！
これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
