16人目のお客様 ページ16
｢おまたせ〜｣
｢あら、遅かったのね、A｣
｢カヴィンにからまれたの｣
｢ああ、カヴィン……大変だったわね｣
ヴィオレッタがお茶を準備してくれていて
エマはクッキーをもってきていた
｢そうえば今日は荘園の外では、バレンタインって
日らしいの!!｣
｢へぇ……もうバレンタインかぁ｣
荘園にはカレンダーなんてないし
来てから何日たったーとかしかわからない
｢バレンタインにお茶会っていうのもいいわね｣
｢ほんとね〜｣
エマが持ってきてくれたクッキーは
程よい甘さでとっても美味しかった
ヴィオレッタが用意してくれた紅茶は
暖かくて、いい香りだった
｢次もまたゲームしたいわね｣
とか
｢お茶会楽しいの〜!!｣
とか
｢さいきん売店でうってる……｣
とか
いろんな話をしていたら
あっという間に時間はすぎていった
｢今日は楽しかったわね〜｣
｢ほんとね、またお茶会しましょ｣
｢お茶会するのー!!｣
｢次は美智子さんも誘いましょう｣
｢美智子さん……芸者さん?｣
｢美智子さんの作るお菓子はもっと美味しいのー!!｣
美味しい……気になるな
私って結構、食いしん坊かも
部屋に戻りながら
バレンタイン……特に何もしなかったな
気づいたのがきょうだったから……
今日何曜日なんだろう……
そんなことを考えていた
下を向いて歩いてたから
前を見てなくって
何かにぶつかった
｢痛いな……全く、前を見て歩きなよ｣
冷たい声が放たれた先を見ると
そこに居たのは
白くきれいな髪を束ねたハンター
写真家、ジョゼフ だった
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
