12人目のお客様 ページ12
手順は簡単だった
私のスキル、幻影化粧は
暗号機の偽物
または、味方の偽物をつくる……というもの
人形のようなものだ。
幻影なので15秒持つか持たないかくらい
ハンターに攻撃されれば消えるし
私は幻影が一個消える事に0.5ダメージ負う
今回作らなきゃ行けないのは
トレイシー、エマ、マーサ、暗号機
0.5ダメージ×4で 即ダウン
でもこれ以外には思いつかなかった
まず、暗号機の偽物を設置する
そしてマーサ、トレイシー、エマの幻影に
解読させる、おそらくヴィオレッタは
直ぐに叩きに行くだろう
その間に私がダメージ覚悟で
糸に絡まる、囮を引き受けるということだ
その間に三人には解読を進めてもらう
エマには周辺の椅子を壊してもらった
確率にかけるしかないけど
これが一番いい
｢A……まかせてなの!!｣
｢解読加速はもう始まってるし
まかせなさい、必ず解読は終わらせるわ｣
｢空軍として、あなたを守れないのは悔しいけど
あなたが捕まったとしても、必ず助けに行くわ｣
｢エマ……トレイシー……マーサ……!｣
正直ちょっと泣きそうだった
みんなたよってくれたのよ
トレイシーもマーサも
恩返しが少しはできるかしら
｢じゃあ、お願い!!
始めるわ!!｣
パパパっと
幻影をつくりあげた
その後すぐに走る
予想通りヴィオレッタは幻影に向かった
今のうちに
絡まる絡まる
動きが遅くなって
最後には足が重くて、動けなくなりそうだった
でも、今は逃げなきゃ、
できるだけ糸をとって
逃げる……逃げる 逃げる!
窓をこえて、板を倒して
ヴィオレッタは幻影であることに気づいて
叩かずに、私を追ってきたみたい
好都合
一発ダメージを負った
彼女が幻影を攻撃したら、
終わっていた
ヴィオレッタに助けられた
あ……エマ?
なんでここに
目の前には、板の前で待つエマ
｢A!!こっちなの！｣
そこに飛び込んだ
エマがダメージを負って
板を倒した
叫んだ
｢マーサ!!｣
予定にはない
次の瞬間
大きなサイレンの音が鳴り響く
ダメージを負ったはずなのに
痛みは消えて、
足が一時的に風のように早くなる
｢トレイシーー!!｣
｢エマ!A!｣
ゲートは……空いていた
でも後ろにはハンター
銃弾を放つ音がした
後ろに目をやれば
そこには銃を構えていたマーサ
そして怯んでいるヴィオレッタ
嘘……予定にはない動き
マーサは銃をどうやって手に入れたの?
なんでここまで上手く……
私達は完全勝利した
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
