11人目のお客様 ページ11
ガシャン
音を立てて、暗号機が光に照らされる
私とマーサは、二人で二つの暗号機を解読し終えた
なんだかおかしい
嫌な予感がする
残りの暗号機は三つ
順調なのはいいことだが
皆、まだ一回も見つかってないようだ
エマは念の為椅子を壊しているようだし
ハンターに位置がバレてもおかしくない
トレイシーの機会人形は調整に失敗するし
ロボットでも見つからない
私だって数回調整をミスしている
みんなそんなに隠れるのがうまいの…?
嫌な予感は見事的中した
ヴィオレッタは3箇所の暗号機周辺に
糸を張り巡らせ、高速移動で
解読中のサバイバーを襲っているらしい
しかも運悪く、暗号機の近くには地下室がある
椅子を壊して解読に挑んでも
捕まって糸でまかれるか地下室いきだ
……脱出は不可能
トレイシーの人形で解読してもすぐに見つかる
エマが椅子を壊しても意味が無い
マーサの銃を使っても、ヴィオレッタは
すぐに反撃してきた
強すぎる
……違う、不可能じゃない
｢……もう降参するの……｣
｢ダメ!｣
エマが目を丸くして私を見た
マーサも、トレイシーも
｢まだ方法はある｣
｢……確率は｣
トレイシーが言った
｢５０%｣
確定ではないけど
二分の一で勝てる方法
それは、私のスキル
幻影化粧
を使ったものだった
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ｻｸ子(プロフ) - はいねこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月30日 1時) (
レス) id: 70d2c1f1b5 (このIDを非表示/違反報告)
はいねこ(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！更新楽しみにしています、頑張ってください！ (2019年1月30日 1時) (レス) id: 0538ab7912 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻｸ子 | 作成日時：2019年1月29日 20時
