エピソード６ 調査兵団社 ページ8
土曜日になった。リヴァイはエルヴィンを連れ、いつものように水路でAのことを待っていた。
「………」
「…………」
ふたりの間には沈黙が続いている。
この間から、リヴァイはエルヴィンに目的について問うのだが、一度もまともな答えを聞いていなかった。
…こいつの目的はなんだ…？
Aとは知り合いなのか…？
そんなことを考えていると、立体起動装置を装備したAが歩いてきた。
「A！？」
エルヴィンがぐっと身を乗り出した。
「エ、エルヴィン！？」
「…は？」
Aも驚きながらエルヴィンの名を呼び、走ってきた。
リヴァイは訳が分からないと言うようにふたりを見ていた。
エルヴィンはAに近づき、肩をがしっと掴んだ。
「やっぱりお前だったか…
すっかり大人らしくなったな」
「うん。だって６年も会ってなかったんだよ？」
Aはリヴァイに見せたことがないような、柔らかな笑顔をエルヴィンに向けた。
「…おい、どういうことだ？」
リヴァイは我慢できず、ふたりの会話に割り入った。
「Aは、俺の実家と近所に住んでいたんだ。小学校も一緒だったりしてな」
「５歳も離れてるけど…」
「Aの両親は共働きでな。
俺の父が担任だったから、よく家に泊まりにきていたんだ」
ふたりはまるで歳の離れた兄妹のようだ。
「にしても、調査兵団社の団長になったんでしょ？すごいね！
それに、元気そうでよかった！」
「お前こそ、頑張ってるらしいじゃないか」
ふたりは仲良さそうにニコニコと話している。
リヴァイはそんなふたりを、ジトッ…と見ていた。
「そんなことなら、すぐに言えばいいだろう…
なぜ、隠すような真似をした？エルヴィン」
「深い意味はない。
だが、もしこの関係がまわりにバレると、自分が団長の幼馴染みだから…と、何かと文句をつけられるとAが言うから、ふたりだけの秘密にしていたんだ」
横にいたAは少しもじもじしていた。
リヴァイは少し顔を歪めた。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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