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リヴァイはため息をつき、ゆっくりと言った。
「わかった。お前がそこまで言うならしかたねぇ…
…約束してやる」
「何を…？」
Aの赤くなった目を見つめながら、リヴァイは言った。
「A。壁外調査から帰ってきたら、俺と結婚してほしい」
その言葉を聞いたAは、ぽかーんと口を開けた。
そしてすぐに慌てだした。
「え、え、えっ…！？嘘でしょ！？」
「なんだ？不満か？」
「ま、まさか！嬉しい！
…って、結婚！？え！私と！？」
「…お前以外に誰がいるんだ……」
リヴァイは呆れながらAの頭を撫でた。
「で、でもリヴァイ…
まだ付き合って１年だよ…？
なのに私でいいの…？」
「…大事なのは時間か？違うだろ？」
リヴァイはAの後頭部に手を当て、そっと口づけた。
「…大事なのは、愛じゃねぇのか？」
「…リヴァイ〜っ！」
Aは嬉しさからか、まあ涙を流した。
リヴァイはAが泣き止むまで、ずっと背中をさすってあげていた。
夜も暮れ、リヴァイが帰ろうとしていた。
が、玄関の戸を開けようとしているリヴァイを、Aはずっと掴んでいた。
「………やだ」
「お前…」
「行かないでよリヴァイ…」
Aはまた泣き出してしまった。
リヴァイはもう一度Aを抱き締めた。
「…俺は死なねぇ。お前を残して死ねるか」
「………うん…」
Aは小さく頷く。
「だから待ってろ。必ず帰ってくる…」
扉を開けようとしたリヴァイを、Aは慌てて止めた。
「リヴァイ！返事なんだけど…」
Aが次の言葉を発しようとしたとき、リヴァイは自分の手でAの口を塞いだ。
「待て。それは帰ってからにしてほしい。
そっちのほうが意地が出るからな…」
「わ、わかった…」
Aはもう一度頷いた。
「……次帰ってきたときは、もっと部屋きれいにしよけよ。
じゃあな。…行ってくる」
リヴァイはAに小さくキスをして、アパートを出て行った。
Aはその場で泣き崩れた。
エピソード２９ 独り暮らし中→←エピソード２８ 独り暮らし中
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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