エピソード２８ 独り暮らし中 ページ43
「えっ…リヴァイ？」
何もない平日の夜。突然Aの家にリヴァイがやってきた。
リヴァイは何ももたず、無言でたたずんでいる。
「と、とりあえずリビングどうぞ！」
Aはリヴァイを中に引き入れた。
「…きたねぇな」
「ご、ごめんなさい…」
リヴァイが来るなんて知らなかったから、Aのリビングは雑誌やリモコンが片付いていない状態だった。
「…まあ、いい。
とりあえずここ座れ」
リヴァイはソファに座り、Aを横に座るように促した。
Aは頷いて、すとんと座った。
「…で、どうしたの？」
「ああ。時間もねぇからな…
実は…」
リヴァイは話しだした。
「…ということなんだ」
「ダメです」
「A…」
「今度ばかりは絶対に許しません。
…壁外調査なんて行かせない」
リヴァイの話は調査兵団の、明日の壁外調査についてだった。
すでにAの目は潤んでいる。
「…こればっかりは仕事だ。お前を連れて行くわけにはいかねぇ…」
「嫌だよ！ねぇリヴァイ！行かないで！」
Aはポロポロと涙をこぼした。
リヴァイはAを抱き締めて言った。
「俺が行かなくてどうする？助かる命も助からねぇかもしれねぇだろ？」
まるで泣く赤子をあやすような優しい言い方だった。
「で、でも…！
私は怖いよ…リヴァイ、死んじゃうかもしれないじゃんっ！」
Aはリヴァイにしがみつき、離すまいとリヴァイの服をぎゅっと掴んだ。
「せっかくこんなに好きになったのに…！
嫌だよ…ずっとリヴァイと一緒にいたい…」
そう言って泣きじゃくるAの頭を、リヴァイはぽんぽんと撫でた。
「せっかく会いに来たのに、泣いてたら台無しじゃねぇか…」
「いくらリヴァイでも、しょせん人間なんだよ…？
私だって、たかが訓練であんなことになるなんて思いもしなかった。
わからないよ…リヴァイの言ってることも…
…リヴァイのいない日々なんて考えられない…」
「俺が死ぬ前提か？Aよ…」
Aはさらに強く、リヴァイを握った。
リヴァイはしばらくAを見つめたあと、抱き締める腕に力を込めて言った。
「…俺は必ず帰ってくる」
「…わかんないよ。そんなの…」
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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