〃 ページ41
「リヴァイ、あなたはクールで本当に評判が良いわね。
黙っていても絵になるわ」
「…それは、さっきから黙っている俺への皮肉か？」
「ふふっ…ごめんあそばせ」
娘は柔らかく笑った。
「私、デザートを持ってきますわ」
娘は立ち上がって、テーブルへ向かった。
そのとき、リヴァイは見た。
「っ…」
Aがさっきの顔の良い男に、誘われているのを。
Aは困惑した表情をしている。男は馴れているのだろう。Aの手を引き、ソファへ座った。
「………」
…なんだこの感情は…腹の底から何かが込み上げる…
リヴァイの目付きが鋭くなった。
ここでお馴染みの、同性が集まり情報収集の時間だ。
「あの茶髪の子、デザイン関係の仕事をしているようだ」
「マジか！俺と同じ！」
などなど、明るい声が聞こえるなか、リヴァイは離れてコーヒーを飲んでいた。
そこに、さっきの顔の良い男が近づいてきた。
「あんた、貴族の子といたやつだよな？」
「…ああそうだ。何か用か」
「ちょっと情報をくれよ。俺、あの子狙っててさ」
男はさっきとは似つかないくらい、嫌らしく笑った。
「はっ…ひでぇ顔だな。さっきのは上の面って訳か」
「俺、ホストしてんだよね。だから接客には馴れてんの。
さ、教えて！」
今度は、人懐っこく笑った。
…まあ、女が捕まってくれるならいいか…
リヴァイはそう思い、趣味や好みを教えた。
「ほぇ〜なるほどね。サンキュー。
なら、俺からも…」
男は声を潜めて言った。
「黒い髪の長い子がいるじゃん？
あの子おすすめ！」
きっとAのことだ。
リヴァイの眉がぴくんと動いた。
「あの子、国家公務員なんだって！なんでも、あの訓練兵団の教官を目指してるとか！
手に入れたら、たっぷり貢いでもらえるよ〜なんてね！」
「………」
「あの子もいいなと思ったけど、あんたに譲ってやるよ！」
ブチッとリヴァイの何かが切れた。
「…そうか。なら、もうあの女に近づくな。
あいつは俺がもらう」
リヴァイはカチャン！と勢いよくカップを置いて会場に戻って行った。
「ヒュ〜…独占欲が強いねぇ…」
残された男は、そう呟いた。
会場に戻ると、ペアで入る個室が解放された。
リヴァイは何度か女に誘われたが、断っていた。
そこにAが近づいてきた。
「ここにいたリヴァイ…」
「…個室行くか？」
「うん！」
Aは楽しそうに個室へ入った。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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