エピソード２５ 独り暮らし中 ページ37
次の休みの日。Aの家にはリヴァイが来ていた。
「悪いな。本当は動物園だったのに…」
「いいの。リヴァイのせいじゃないよ。雨が悪いんだから！」
窓の外では、ザーザー雨が降っている。
Aはキッチンで昼ご飯を作っていた。リヴァイにもごちそうするのだ。
リヴァイはそばにあるイスに座り、テレビを見ていた。
「…手伝わなくていいのか？」
「いいの！リヴァイは休日ぐらいゆっくりしてて！」
…本当はソファでゆっくりしててほしいけど…普段忙しいから…
「……そうか。悪いな。
…ところで、新しいエプロンはどうだ？」
「あ、これ？すごく気に入ったよ！」
Aはにっこりと笑った。
先日、Aはリヴァイに新しいエプロンをプレゼントされたのだ。
茶色のシンプルな生地に、黒色の大きなリボンが右腰についている。このリボンがリヴァイのこだわりらしい。Aにはよく分からないが…
とにかく、Aはこれが非常にお気に入りだ。
「喫茶店のエプロンも好きだけど、こっちのほうが可愛い！」
…もちろん、メイド服じゃないよ。黒い腰につけるエプロンだよ。
「そうか…それはよかった」
リヴァイは嬉しそうに目を細めた。
Aの作っていたご飯が完成した。
リヴァイに茶碗を並べるのを手伝ってもらいつつ、ようやく合掌した。
「……これは…？」
「肉じゃがだよ？知らないの？」
Aは頭を傾げた。
リヴァイはしばらく間を開けて言った。
「じゃがいもがでけぇんだな…
あと、糸こんにゃくが多い…」
「え、こんなものじゃない？」
Aはキョトンとしながら、シュルッと糸こんにゃくをすすった。
「…どうぞ？」
「あ、ああ…」
リヴァイもシュルッと糸こんにゃくをすすった。
しばらく噛んでも何も言わないリヴァイに、Aは尋ねた。
「おいしく…ないかな…？」
「いや、うまい。
…なんだろうな…覚えはねぇが、懐かしい感じがする…」
「あ、わかる！？
お母さん直伝のレシピなの！」
えっへんとAは胸を張った。
リヴァイは次々と箸を進める。
「初めてお前の料理を食ったが…」
「う、うん…！」
Aはワクワクと次の言葉を待つ。
「…悪くない」
「あ、ありがと…！」
Aは涙が出そうだった。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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