エピソード２０ 独り暮らし中 ページ32
「……………」
Aは近所の喫茶店に来ていた。
もちろん、リヴァイと一緒に。
ふたりは、なぜか重い雰囲気を漂わせている。
「…なあAよ…」
「何？リヴァイ…」
「俺たちが付き合って、今でどのくらいだ？」
「そろそろ２ヶ月かな？」
その答えを聞いて、リヴァイは少し黙った。
そして、重々しい口を開いた。
「………今まで俺たちは、恋人らしいことをしたか？」
「え、この前……」
Aはそこで、はっ！と口を閉じた。
…そういえば、あのときリヴァイは寝てたんだった…
Aは少し咳払いした。
「…無いね」
……ほんとはあるけど。
「だろう？
…ハンジから聞いたんだが、普通の恋人の目安としたら、付き合って当日から１週間で手を繋ぐらしい…」
「え、そうなの！？」
Aは本気で驚いた。
そんなに早いの！？
「……で、１ヶ月でキス…」
「キ、キ、キ、キス！？
１ヶ月で！？」
喫茶店でつい大声を出してしまった。
幸い他の客は気づいていないが、リヴァイは小さく頷いた。
「で、俺たちは２ヶ月…どう思う？」
「え、どう思うって…」
「俺は遅いと思う」
リヴァイはきっぱりと言った。
「…俺としてはもう次のステップに進みたい…
お前はどう思う…？」
「私は…」
Aは少し間を置いて答えた。
「私だってそうだよ…」
「…そうか。
なら、ここを出るぞ」
「え、ちょ、ちょっと！」
リヴァイはさっさと会計を済ませ、店を出ていった。
Aも急いでリヴァイを追った。
「リヴァイ？どこに行くの？」
リヴァイは先に車に乗っていた。
Aも車に乗ってリヴァイに訊ねた。
「まあ、どこでもいいんだが…」
「？」
Aの質問に答えず、リヴァイは車を走らせた。
少し車を走らせたリヴァイ。そして、人気の無い路地裏の駐車場に車を停めた。
「え、え、何ここ…」
来たことがない怪しい場所に、Aはパニックになった。
リヴァイはエンジンを止め、後ろの座席を指差した。
「後ろに行くぞ」
リヴァイはそう言って、後部座席に行ってしまった。
「え、ねぇ、何する気なの…リヴァイ…？」
「いいから来いA」
…まさか、変なことする気じゃ…！
Aは一瞬そう思ったが、リヴァイを信じて後ろに向かった。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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