エピソード３ 訓練兵団 ページ4
翌日の朝、Aはベットから降りた。
「んー…」
Aの足にはまだ違和感が残る。
「今日は休みだし…
…どこにも行かないっ…」
Aはそう呟いて、再び布団に潜り込んだ。
…が、そういう訳にもいかなかった。
Aは石鹸がないを思いだし、急いでいつもの薬局へ行った。
Aの通う薬局は隣り町にある。
そこまでには、電車で駅を３つ渡らなければならない。
Aは駅のホームで電車を待っていた。
電車が来て、扉がプシューッと開いた。
「……マジか…」
車両の中は、人でいっぱいだった。
Aは押されるように車両に入った。
ひとつ目の駅を過ぎたあたりで、とうとう車両の中は満員となった。
Aはスーツを着た男たちに囲まれていた。
電車が揺れるたびに体のあちこちが押され、押し潰されそうだった。
「…うわっ！」
Aの体が大きく揺れた。
脹ら脛の筋肉にまだ後遺症が残っているからだ。
Aは近くの手すりに掴まり、片腕でずっと体を支えていた。
何度も倒れそうになるのを耐えている。
そんなとき、
「…おい、こっちに掴まってろ」
「わっ」
ぐっと片腕を引かれ、誰かの腕を掴まされた。
Aが恐る恐る顔を上げると…
「リ、リヴァイさんっ…！？」
そこにはリヴァイがいた。
つまり、Aはリヴァイに引っ張られ、リヴァイの腕に掴まっている状態だった。
「危なっかしいな…」
「す、すいません…」
あ、謝っちゃった…
リヴァイはAの言葉に、少し眉をぴくっと動かした。
「…なんで今謝った？」
「ごめんなさい…あっ…」
またやってしまった…
そんなAを見て、リヴァイはため息をついた。
Aが電車を降りると、リヴァイも一緒に降りた。
ふたりは無言のまま、駅の外へと出た。
気まずいと思ったAは、勇気を出してリヴァイに話しかけた。
「…リヴァイさんは何をしにここへ？」
「……大したことじゃねぇ」
「そ、そうですか…」
…完全に私、この人に嫌われてる…
Aはそう思うと、涙がこぼれそうだった。
「あの…私、こっちなので………」
Aは左を指差した。
そうかと言って、リヴァイは右へと歩いて行った。
「あっ…」
Aはさようならも言えなかった。いや、言わなかった。
その後、無事何もなく部屋に着いた。
そして、金魚鉢を見た瞬間。Aは思い出した。
…って！今日土曜日じゃん！
Aは適当なパーカーを羽織って水槽を持って、水路へ出掛けた。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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