〃 ページ24
しばらくすれば、Aは落ち着いてきた。
「…他に質問はあるか…？」
リヴァイは優しくAに尋ねる。
Aは少し悩んで言った。
「……今は無いです」
「嘘つくな」
「えっ…」
「他にもあるだろう？」
リヴァイはAに、ぐっと顔を近づけた。
「…返事を聞きたくねぇのか？」
「へ、返事…？」
Aの脳裏に、昨日のことが思い浮かんだ。
…確かリヴァイさんが来て、そして私…私…
…………あれ、何した？
「返事って何ですか？」
「………」
リヴァイは短くため息をついた。
そして、
「…へっ！？」
Aの手を取って、自分の頬にあてた。
「これで思い出さねぇか？A…」
そのとき、Aは思い出した。
“…リヴァイさん…私…リヴァイさんのこと…”
“好きでした………”
「あ…えっ……嘘！？」
Aはがばっと布団を被った。
…嘘でしょ…私、これで最後だと思ったのに、生きてるじゃん…！
最悪だ…これなら死んだほうが…
「おい…」
「うわぁ！」
リヴァイは布団をめくった。
Aは驚いて、ベットから落ちてしまった。
「…平気か？」
「え、あ、はい！」
リヴァイはAの前に手を差し出した。
Aはそっとその手を握った。
リヴァイはAをベットに戻した。
「…で、返事は聞きたくねぇのか？」
「……聞き…たいです…」ﾎﾞｿｯ
「…そうか」
リヴァイはベットに腰を落とした。
Aの心臓はバクバクしていた。
…そうだ。元より期待はしちゃいけない…！リヴァイさんは私なんて…
「……―ってやる」
「はい？」
「だから、付き合ってやると言っている」
「……………」
う、う、嘘でしょぉー！？
Aは心の中で叫んだ。
Aがまだパニック状態のなか、リヴァイはぺらぺらとしゃべった。
「だが、条件がある。
まずは呼び方だ。『さん』は止めろ。兵長ももちろんだ。
あと、敬語は使うな。恋人にそんなのはいらねぇ」
「…………」
「それから、俺と付き合うかぎり部屋は綺麗にしろ。
…じゃねぇと、俺は部屋に入らねぇ」
「あ、あの…」
「なんだ？」
リヴァイはAを見た。
Aはゆっくりと口を開いた。
「私のこと、嫌いなんじゃ…」
「…誰がだ？」
「リヴァイさ……」
「『さん』はいらねぇ」
「リ、リヴァイ…」
リヴァイは目を反らして言った。
「好きだ…」
「っ…」
Aはばたっ…と倒れた。
傷が開いた訳でもないのに、頭がぼーっとした。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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