エピソード８ 訓練兵団 ページ12
土曜日。月日が巡るのは早い。もう秋が終わり、訓練兵最後の冬となった。
Aはすでに水路にいた。そして、腰に立体起動装置を身に付け、リヴァイを待っていた。
「……６時４７分…」
Aは張り切って早くに来てしまった。
なぜかドキドキしながら待っていた。
「……７時…」
時計の針は７時になってしまった。
Aは深く深呼吸をした。
…リヴァイさんが来たら『こんばんわ！』
よし！とAは頷いた。
「…７時１０分」
…遅いなぁ…
Aは貧乏揺すりを始めた。
もう冬だ。辺りも冷え、体も震えてきた。
「……どうかしたのかなぁ…」
少し心配になった。
「……………」
あれから２０分。寒くて立っているのも辛くなって、すでに地面に座り込んでいる。
………寒い…
Aは帰ることにした。
A部屋に帰って、ゆっくりと風呂に入っていた。
そして、ぼ〜っと天井を眺める。
「……………」
…なんで来てくれなかったんだろう…忙しかったからかな…？まあ、兵士長だからね…
Aの頭はリヴァイで一杯だ。
そのとき、
「………………あっ…」
…そうだ…私、顔見たくないって言ったんだ…
Aは思い出した。あのとき、咄嗟に言ってしまった言葉だ。
本当はあんなこと思ってなかった。
…なんであんなこと言っちゃったんだろう…もしかして、もう来てくれないの？
…私のこと、嫌いになっちゃったの…？
「……………っ…」
Aの目から、自然と涙がこぼれた。
風呂から上がったら、Aはローランスに電話をかけた。
『そっか…来てくれなかったのか…』
「…うん……」
『……泣くなよ…』
「……うん……」
Aはぐすっと鼻をすすった。
『メールとかは？』
「アドレス知らない…」
ローランスはそっか…と言った。
『…男ってさ、そーゆうのも真に受けちゃうんだよ』
「……そうなの…？」
『俺も彼女にそんなの言われたら、結構くるな…』
「……謝ったほうがいい？」
『かもな…』
「…わかった。会ったら…っ…謝る…」
Aは電話を切って、布団に潜り込んだ。
……ごめんなさいリヴァイさん…ごめんなさい…だから…
Aは何度も何度も謝った。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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