〃 ページ11
もう一度、ローランスはため息をついた。
「……あと、お前も兵長のこと好きだろ？」
「………はぁっ！？」
今度はとても驚いたA。
「な、なんで私が！？」
「だって、寝付きが悪かったんだろ？
それって、昨日のことで眠れなかったからじゃねーの？」
「だ、だからなんで？」
「さっき、俺が彼女いるって言ったろ？」
Aは少し首を傾げた。
…今、それ関係ないじゃん…
「そんとき、お前怒った？」
「…怒って…ないけど…」
「それだ。なんで兵長のときは怒った？
なんで俺が隠し事してたら怒らなかったのに、兵長の隠し事には怒ったんだ？」
「そ、それはっ…！」
Aは何も言い返せかった。自分も無自覚だったからだ。
…そういえば、何でだろう…そりゃあ、付き合いの長さは違うけど…ローランスの話も興味が無いわけでもないけど…
「なんで…だろう…？」ﾎﾞｿｯ
「だから！それはお前がリヴァイ兵長のこと、好きだからだって！
好きな人が自分だけに隠し事してたのに、腹が立ったんだろ？」
「ぜ、絶対無いって！」
「いーや！俺の言うことは合ってる！
お前より俺の方が、恋愛スキルは高いから！」
ローランスはビシッ！っとAに人指し指を指した。
「だって、今も顔紅い……！」
ローランスが何か言いかけたときだった。
「うわぁぁっ！！」ｺﾞﾂｯ!
食堂に鈍い音が響いた。
同時にローランスは倒れてしまった。
「わ、私がリヴァイさんを……！？」
Aは紅くなった頬を、赤く腫れた手で覆った。
…う、嘘でしょ！？
あ、しばらく顔見たくないって言っちゃった…！
Aの胸がズキッと痛んだ。
夜になった。Aはさっとシャワーを浴びて、ベットに転がっていた。
「リヴァイさん……」
…リヴァイさんって普段は怖いけど、いざってときは頼りになるよね…前も電車で助けてもらったし…
背は低めだけど、人類最強って言われてるくらいだから、すごい強いんだろうなぁ…そういえば、筋肉もすごかった…
そして、Aはぶんぶんと首を振った。
「あんなこと言われたら、意識しちゃう…」
Aはぼふっと枕に顔を埋めた。
…そうだ。仲直りは、立体起動の練習でしよう。
少しだけ、次の土曜日が楽しみになった。
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蒼李(プロフ) - カナさん» はいそんな感じです(笑)すいません、小説にできなくて… (2014年11月7日 20時) (
レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 蒼李さん» ありがとうございます！！コミックと同じですね！！ (2014年11月6日 16時) (レス) id: 89cb74bfc3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» リヴァイが小さいとき、一緒に暮らしていたといわれていますが、まだくわしくはわかっていないんです…(コミック派なので…)ですから、ケニー的には『自称リヴァイの父』リヴァイ的には『何か危ないおっさん』って感じにしようとしていました(笑)この程度です！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - カナさん» ああっ！忘れていました！(泣)本当に申し訳ございません！(泣)では、こちらで…。(ネタバレ)原作は読んでいらっしゃいますか？ケニーは原作でも登場します。『切り裂きケニー』と呼ばれています。大量殺人鬼なんです。 (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
蒼李(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！まりあさんにはいつも助けていただきました！感謝が尽きません！本当にありがとうございます！また次のお話で会えることを願っています！ (2014年11月5日 23時) (レス) id: d7cdcb1c5d (このIDを非表示/違反報告)
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