すべてはシャドーハウスのために (ページ4)

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外の掃除と班員たちページ4

階段を上るとそこは大廊下だった。さらにそこには何百、何千の生き人形が協力して掃除をしていた

ミア「梁があるでしょ。あれに登ると天井まで拭けるの。高くて楽しいよ」

貴方『怖…』

あんな高さにたっていて怖くは無いのだろうか。もし落ちたらと思うとぞっとしたのだった

エミ「こんなに沢山の生き人形が…」

ミア「お屋敷は広いからこれだけいても全然掃除が終わらないの。ふふ！」

？「待ってたわぁ。まぁ可愛い新人さん達」

そこには見るからに優しそうな生き人形と無口でこちらをじっと見つめる生き人形がこちらを見ていた。

ミア「エミリコとイヴよ。班長のローズマリーと無口のルウ」

二人は一緒に頭を下げる。ミアが言っていたルウとはこの子のことだろう。

ローズ「この五人でひとつの班として動くのよぉ。私が年長だから指導する立場ねぇ。でも畏まらなくていいのよぉ。よろしくねエミリコとイヴ」

貴方『よろしくお願いします』

ローズマリーの手を取ろうと手を伸ばす。すると突然横にいたエミリコが倒れたのだ。

ミア「どうしたのエミリコ！」

エミ「吃驚しちゃいました。こんなに部屋の外が広くてこんなに大勢の生き人形がいるなんて…」

ローズ「わかるわ。でも安心して。皆いい生き人形よ」

ミア「うふふっ大体皆ね」

貴方『私も吃驚』

エミリコの気持ちは凄くわかる。こんなに大勢の生き人形が居たなんて信じられない。

ミア「部屋の広さは凄いよね。あの通路なんか無限に続くからね」

エミ「無限ですか！？」

貴方『そんな訳無い』

ルウ「気を付けて。その子嘘つくわ」

そういうとミアは彼女とルウの脇を肘でつついてきた。つまりばらさないでという事だろう。

ローズ「はいこれ。貴方達専用の掃除箱と煤コートよぉ」

貴方『これが煤コート…変な形』

ローズ「煤コートは今日の掃除では使わないけどねぇ」

エミ「これが私のもの！？幸せです！」

ローズ「そうよぉ。私たちは恵まれているわ。拭けば明日は煤が積もる♪」

ミア「煤が積もればまた拭ける♪」

皆「さぁ！働きましょう♪お役に立ちましょう♪シャドー家のために！！」

掃除をした後煤取りの間に行き煤を落とす。そして主人の元へと戻ってきた

イヴェット「おかえり」

貴方『ただいまです』

イヴェット「今日は踊ろうか。お披露目の時に必要だろう」

貴方『はい！』

イヴェット「お披露目受かるよ。絶対に」

貴方『もちろんです』