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俺等の甘ったるい雰囲気を
見かねた母親に実家を追い出された 。
数分前の光景を思い返すと
燃える程に顔が熱くなってしまうけど 、
竜也との愛の深さは
しっかり目に焼き付けてくれただろう 。
「 竜也を連れて来れて良かったよ 」
「 俺も 、 皆さんとお会い出来て良かったです 」
「 ... 何時か 、
竜也の実家にも挨拶に行かせて ？ 」
「 分かりました 。
そろそろちゃんと家族に話さないとな 〜 」
車に乗り込んでそんな話をして 。
ふとした時に目に入る
左手の指輪に幸せな気持ちが溢れ出す 。
途中 、 視線を感じて
ちらっと助手席に目を向けたら
俺にスマホを向けてる竜也 。
「 ちょ 、 何してんの 、 笑 」
「 翔くんの横顔綺麗だな 〜 と思って 。
疲れた時に見て癒されますね 」
「 ... 滅茶苦茶恥ずかしいんだけど 、 」
「 俺しか見ないんだから良いでしょ ？ 」
「 まぁ ... 良いけどさ 」
ずっとスマホは此方を向いてて
流石に恥ずかし過ぎる 。
時折 、 " 翔くーん " と呼び掛けられたり
" 可愛いなぁ " って呟いたり
... ホームビデオじゃないんだから 。 笑
酒が入ってるからか
良く笑うしテンションが高い竜也は
何だかんだ可愛い 。
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付き合う前に俺の家で
竜也と飲んだ時の事を思い出した 。
当時は竜也が何に悩んでたのか
全然分からなかったけど
あの涙は ...
俺の事を想ってくれてたんだろう 。
「 ...... くん 、 ... 翔くん 、 」
「 へっ ... あ 、 青 、 」
赤信号で停止して
あの日の事を思い返してたら
何時の間にか信号が青になって
周囲の車が動き出してた 。
... 危ない危ない 。
「 大丈夫ですか ... ？ 」
「 御免ね 、 大丈夫だよ
... 懐かしい事思い出したんだ 」
「 懐かしい事 、 ですか ？ 」
「 うん 。 後でゆっくり話すよ 」
竜也の家の近くまで来たから
近隣のコインパーキングに駐車して 。
2度目の竜也の家 。
好きな人の家にお邪魔するって
何度目でもドキドキしちゃうね 。
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迷う念子 - 充電期間中に色々と苦しんでいた上田くんが今度は、休止に入って孤独になる翔くんを救うのか……胸熱。 (2021年7月24日 18時) (
レス) id: 31e82aa209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽ め | 作成日時：2021年7月24日 0時
