私得しかしない伏見と斎宮の短編集

貴方が泣いていた時の伏見と斎宮 ページ20

伏見弓弦

『伏見くん』

「おや、何用でしょう？」

『…………ｽﾞﾋﾞ』

「どうなされたのですか」

『ｯ……私もう嫌だ……ｸﾞｽ』

ぎゅ

「Aさんの頑張りはわたくしがよく知っています」

『…………』

「それにせっかくの可愛らしいお顔には笑顔がお似合いですよ」

+絶対すっぽり収まるように優しく抱きしめてくれる



斎宮宗

ぎゅ

「うぉお！？背後からいきなり抱きついてくるのはやめたまえ！」

『ごめん、なさい……ｯ』

「……全く仕方ないね、こっちを向きたまえ」

『うぅ……斎宮、ｯさん』

「話なら聞いてあげるから、落ち着いたら話すんだよ」

『ｯ、ﾋ……』

「大丈夫、大丈夫だよA」

+親指で涙拭ってくれるし目線合わせるのに屈んでくれる

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