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神山は重岡が暗躍していたことを一切知らないが、次の日の朝には復活し、哀しみを怒りに変えていつも以上にシャカリキに動き回っていた。
それでも尚、たくさんの総菜を作っても怒りを発散するには物足りなかったのか、大橋と正門にリクエストを貰い大量の料理を作っては、巨大なタッパーに詰め込めるだけ詰め込んで二人に渡した。いくら食べざかりの男子大学生といえ、限度というものがある。
因みに、正門は親友たちに配ったりして二日で食べきり、大橋は全て一人で一日で食べきったらしい。大橋の胃袋は偉大だ。
この一件があって以降、二人は神山が変に調理衝動に駆られてるときは、極力端的に、保存のきくものをチョイスするようになった。
神山が作るものは全て美味しいのだが、せっかく頂くのであれば、全部美味しく食べたい。
出来れば思い出したくない出来事と共に思い出すも、そこは食べ盛りの男子大学生。恐怖よりよ食欲が先行する。そもそも今回に関しては重岡の痛恨の失態だ。
ここぞとばかりに食べたいものを脳内で検索をかける。
「智洋くん！ 俺はサンドイッチが食べたいです！ あと唐揚げ！！ あと、あと」
「お前欲張りすぎや！ 神山くん！ 俺は神山くんのおすすめで！」
「そんじゃ、九時になったら二階な。大橋がサンドイッチをリクエストしてるから、サンドイッチメインにするわ」
壁に持たれたからだを起こし、手に下げていたお弁当を店の傍らに置くと、肩を回した。
腕が鳴るわぁー、と声は柔らかいものの、目は笑っていない。重岡のために作られたお弁当が寂しそうに店の傍らに鎮座しているが、大橋と正門は見ない振りをした。
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せろ(プロフ) - ミウさん» お初目にかかります、せろです。この度はご感想、ありがとうございました。何度も読み返して頂いているとのこと。本当に感謝しかありません。きっと近日中には続編が上がるはず。気長にお待ちいただけると幸いです。寒い日が続いています。体調にはお気をつけ下さい。 (2020年11月2日 20時) (
レス) id: c4282b60a2 (このIDを非表示/違反報告)
せろ(プロフ) - 憂さん» お初目にかかります、せろです。この度はご感想いただき、ありがとうございました。本当に感想をいただけることが励みになっております。微力ながら憂さんの活力になれていると嬉しいです。少しずつ今書いています。温かいお言葉痛み入ります。憂さんもご自愛ください。 (2020年11月2日 20時) (レス) id: c4282b60a2 (このIDを非表示/違反報告)
せろ(プロフ) - ま。さん» お初目にかかります、せろです。ご感想、ありがとうございました。今回の更新は私もきゅんきゅんしてました。正門君に…っは！Jr.の子達も出して大所帯となってきました。きっと今後はしげちゃんがきゅんきゅんさせてくれるはず…。今後もお楽しみ下さると幸いです。 (2020年11月2日 20時) (レス) id: c4282b60a2 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - はじめまして。何回も読み返したくなるくらい面白くて好きです！これからも無理なさらない程度に頑張ってください。更新楽しみにしています(*´`) (2020年11月2日 11時) (レス) id: 118c412c42 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - はじめまして。とっても楽しく拝見させていただきました！これからも更新楽しみにしています！無理なさらずにがんばってください(^^) (2020年10月30日 3時) (レス) id: 1b0f5e1577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せろ | 作成日時：2020年10月17日 2時
