knock5 ページ6
「はい！じゃあお疲れ様でしたー！」
凛月「俺が送ってってあげようかー♪」
「いや、帰る前にちょっと寄りたいところがあるから大丈夫！先帰っててー」
不機嫌そうにする凛月を置いて私はその場所へと急いだ
そうそう、確かこの辺に...
「knock knock knock☆わぁぁぁっ！」
急に天と地が逆転し、そのままグルグルと目的地まで一直線
当たりがちょうど明るくなった頃に
つむぎ「いだっ！」
「着地！ん？あぁ！つむぎ先輩ごめんなさい！」
どうやら運悪くつむぎ先輩と激突した様だ
つむぎ「いえいえ、大丈夫ですよ。まさかこの秘密の通路からAちゃんが飛び出してくるとは思いもしませんでした」
夏目「なんだか大きな音がしたけド...っテ、子猫ちゃんカ。ようこソ、秘密の部屋へ♪」
「お邪魔してますー♪」
夏目「子猫ちゃんがこの部屋に来るのハ、初めてじゃないけどネ」
宙「A！こんにちは！今日も宙とゲームをしましょう！」
「やっほー、宙くん！よし、今日こそは負けないよ？」
と、言っておくが
宙「HaHa〜☆Aは先が読めすぎなー？」
「流石だね宙くん！今んところ私の67連敗だ☆」
夏目「子猫ちゃんモ、良くそんなに挑もうとするよネ？」
つむぎ「Aちゃんは諦めないんですよねー！いで！なんで俺を殴るんですか夏目くん！」
夏目「軽々と子猫ちゃんの事を語れる分際じゃないよネ、センパイ♪」
つむぎ「ひぃ！顔がこわいですよ！」
「ん？どうかした？」
夏目「何でもないヨ♪」
そう、レッスン後に秘密の部屋へ来ては宙くんとのゲームを楽しむ、これが私のルーティーンなんだ
そして毎回家まで送ってくれるのが
夏目「さテ、子猫ちゃん。もう暗いシ、送っていこうカ」
「毎回毎回ごめんね？」
夏目「良いんだヨ、子猫ちゃんに何かがある方ガ、嫌だからネ」
宙「HiHi〜♪ししょーはとっても優しいです！」
つむぎ「そうですね！さすが、俺の育てた子供たちです！」
夏目「ハ？誰ガ、モジャ公に育てられたっテ？」
「夏目、顔がこわいよ？」
夏目「気にしないデ、いつかボクがこいつを世界から消し去るかラ♪」
つむぎ「笑顔は素敵なのに言ってることは怖いですよ！？」
そんなこんなで今日も送ってくれる夏目
暗い所は好きじゃないし、誰かがいてくれて助かるんだけど...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋桃 | 作成日時：2020年1月16日 9時
