Knock 2 ページ3
朝のこんなやり取りはもはやお約束のようになっている
偶然夏目くんとはクラスも一緒なので教室に行く時も一緒なんです
「おはよー」
スバル「Aだぁっ！」
「わぁっ！」
教室に入ったかと思ったらスバルくんからの激しいハグ(タックル)のお陰で倒れてしまう
北斗「こら、明星。Aが困っているだろう」
真「そうだよ、明星くん！Aちゃんから離れなさい！」
スバルくんは皆からの大抗議を受けて少ししょんぼりしながら離れていく
「えっと、スバル？」
スバル「なぁに？」
「おはよ♪」
可哀想なので頭を撫でてあげた
するとしっぽを振った犬みたいに喜んでもらえたから良かった
夏目「えっト、子猫ちゃん？前に進んでもらってもいいかナ？」
「あ！ごめんごめん」
すっかり忘れてた...
私は人が通れるくらいの隙間を開けた
夏目「ありがとウ」
スバル「あ！夏目ー！おっはよー☆」
北斗「おいこら、明星！走るな！」
夏目「朝からうるさいなァ、バルくん...」
あっちもあっちで楽しそうだからおっけーだよね
真「Aちゃん、おはよ！」
「真おっはー♪」
真「今日も逆先くんと来たの？」
「そうだけど...どうかした？」
真「いや！なんでもないよ」
変なこと聞いちゃってごめんね、と言いながら真は席に戻ってしまった
何が聞きたかったんだろう...
ｰ放課後ｰ
私は基本的に色んなユニットのプロデュースをしている
今日は運がいいんだか悪いんだか...
UNDEADか
あそこのプロデュースに行くと薫さんがなぁ...
どうしてもあの人だけは苦手なんだ
でも、零さんに会えるのは嬉しい
よし...行くしかない！
軽音部の部室に集まっていることが多いので、部室の扉を開けると想像通りお揃いで...
ついでに2Winkの2人もいる
ひなた＆ゆうた「「Aさん！こんにちはー！」」
二人揃って言うところも双子って感じだよね
「2人ともこんにちは♪」
皆はこの2人の見分けをつけるのが苦手らしいんだけど、私には1発でわかる
「ひなたくん、今日はUNDEADのプロデュースだから2Winkの時まで待っててね？」
ひなた「分かりました！じゃあ、俺達はお先に失礼します！」
ゆうた「ありがとうございましたー！」
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作者名：恋桃 | 作成日時：2020年1月16日 9時
