糖度95%のキミ -JK- ３

52 ページ3

.








現地に到着し、ホテルに荷物を預けてから現場に向かおうとしたところ…ハプニング発生。





『一部屋しか予約されてないんですか！？』


《はい。ツインのお部屋で二名様ご予約頂いております》




シングルの部屋を二部屋で予約してもらったはずが、どうやらこちら側の手違いでツインの一部屋で予約してしまったみたい。

付き合っているとはいえ出張先で同じ部屋はまずいのでは。




『あの、もう一部屋空いてたり…しませんか？』


《大変申し訳ございません。本日は満室となっておりまして…》


JK「大丈夫です。その部屋でお願いします」


《かしこまりました》


『でもジョングク、』


JK「空いてないんですから仕方ないでしょ。元はと言えばうちのミスだし」


『そうなんだけど…』


JK「俺と同じ部屋じゃ嫌なの？」


『、嫌じゃないよ…』



だけどこんな少女漫画みたいにベタな展開ある？


秘かに想いを抱いている上司と出張先で同じ部屋になってしまって意識しまくりの主人公と大人な対応をする上司。でも内心上司も意識しまくりでその晩二人は…的な。




JK「ヌナ、もうチェックイン出来るみたいなので部屋に荷物置いて少し休憩します？」


『え？あ、うん。そうだね、まだ少し時間あるし』









部屋に入ると思ったより広くて驚いた。

これなら二人で泊まっても大丈夫そう。




JK「ヌナ」


『ちょ、』



ただ、ジョングクがね。



『仕事中だよ』


JK「俺とヌナの二人しかいない」


『ユンギ部長に言われたこと忘れた？』


JK「ちゅーだけ」



顔を近づけてくるから手で唇をガードする。



JK「なぁんで」


『ダメです』


JK「え〜…」


『仕事終わってからね』


JK「じゃあ今日一緒にお風呂、」


『はい、現場行くよー』


JK「ヌナぁ」








.


.

53→←51

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す