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JK「寧ろ、なに？」
『…策士め！』
JK「ん？」
こういう時のジョングクはいじわるなんだと昨日ベッドの中で身をもって思い知らされた。
大きな優しさの中にそういった彼が垣間見えたことに戸惑う一方、高揚感を掻き立てられ。あたしにもこんな感情があったのかと驚いた。
JK「ね、ヌナ。寧ろのあとに続く言葉は？」
『、いいから離して』
JK「えー？ヌナが言ってくれるまで離しません」
『なに言ってるの、もう、起きなきゃ…』
ジョングクの腕を解こうともがいたところでビクともしない。うん、ですよね。分かってた。
JK「無駄です。俺、」
「鍛えてるんで」とお決まりのセリフを耳元で囁かれる。力が抜けたあたしを見て表情を変えたかと思えば唇を塞がれた。
『んっ…ダメ、』
JK「早く言ってくれないと今日ベッドから出しませんよ？」
『…、ほんと、いじわる』
JK「それ今の俺にとっては褒め言葉です」
『褒めてないっ、』
JK「ヌナ。言って？」
無理。絶対言えない。言いたくない。
恥ずかしくて死んじゃう。
ただでさえ昨夜のことを思い出して顔が熱くなっているというのに。
JK「Aヌナ」
『、っ…』
耳元で囁かれるだけでは終わらず息を吹きかけられた。
『昨日も…そうやって言わされた、』
JK「人聞きの悪い。ヌナが素直に答えてくれたんですよ」
『…だったら、もういいでしょ！』
JK「だーめ」
これは本当に言わないと離してくれないやつ。
目が本気。にこにこしているけど、目が本気。
でも、無理！言えない！
こうなったら…
からだを少し起こして、彼の尖らせている唇に自分からキスした。
『これで許して？』
JK「…」
『ジョングク？』
「くぁっ」なんて聞いたことのない言葉を発したかと思えば隣に倒れ込むジョングク。
『え、どうしたの？』
JK「…かわいい」
『はい？』
JK「ヌナが可愛すぎてどうしよう…我慢出来ないかも、」
『ばか！』
大きな背中をまぁまぁの強さで叩いてシーツをからだに巻きつけベッドからの脱出に成功。秒で自分の抜け殻を拾ってバスルームへ急いだ。
JK「あぁ！ヌナ！」
ジョングクがあたしを呼ぶ声が聞こえたけどすぐに鍵を閉めて逃亡完了。
JK「お風呂一緒に入りたかったのに…」
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ハニ(プロフ) - れんさん» ありがとうございます！そう言っていただけるとすごく嬉しいです^ ^更新頑張ります☆ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: d1a67136b3 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - すっっごく面白いです！虜になりました！ジンくん登場でどうなるのかとか気になります！更新楽しみにしてます！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニ
| 作成日時：2021年5月1日 19時
