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JN「ジミンたちもまだ来てないんだ?」
『もうそろそろ来る頃だと…あ、来た来た』
お店の出入り口にジョングクとジミンの姿が見えた。
二人してキョロキョロしているから声をかけようとすると、見知らぬ女の子たちが近づくのが見えて足を止める。
TH「あらら、逆ナンされてるね」
『へぇ。あれが世にいう逆ナンですか』
TH「見て、ジョングクの顔」
『顔?』
笑顔で対応するジミンに対して心底嫌そうな表情のジョングク。
JN「ジョングクくんめちゃくちゃ嫌がってるじゃん」
TH「あんな可愛い子たちに嫌な顔するとか生意気だなジョングク」
『ジミンの鼻の下伸ばしてる顔もどうかと思うけどね』
JN「そろそろ助け舟出してあげる?」
『だね、』
TH「お、こっち見たよ」
あたしたちに気付いたジョングクがころっと表情を変え笑顔でこちらに向かって来る。
JK「お疲れさまです。遅くなりました」
『お疲れさま』
TH「なーにナンパされてんの?」
JK「ジミニヒョンに興味あったみたいですよ」
JM「いや、明らかにお前目当てだろ」
JK「知らない人に急に話しかけるとか常識ないのかよ」
TH「ブラックジョングク降臨」
『ジョングク、上着』
JK「あ、うん。ありがとうヌナ」
JM「A。俺の上着は掛けてくれないの?」
『はい。ハンガー』
JM「けっ」
『なに飲む?』とジョングクにメニューを渡して彼の鞄を空いている席に置くと、前から感じる視線。
『…なにか?』
TH「ちゃんと彼女やってるなぁと思って」
『うるさい』
TH「照れてる?」
『照れてない』
TH「照れてるじゃん」
『照れてないってば』
TH「Aが照れてる」
JK「先輩。あんまりAヌナのことからかわないで下さいよ」
TH「はいはーい」
なんなの?今日のテヒョン。
やたらと絡んでくるというか、からかってくるというか。
ジョングクと付き合えて良かったねって言ってくれてすごく嬉しかったのに。
JN「もしかして、ふたりって…」
JM「ヒョン知らないんだっけ?」
JN「あ、やっぱりそんな感じ?」
JM「そうそう。この二人付き合ってるんだよ」
『です』
JK「です」
JN「そうなんだ。そっかそっかぁ、」
「よかったね」と言うジンくんの笑顔が、あの日、最後にあたしに向けられた笑顔と重なった。
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ハニ(プロフ) - れんさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとすごく嬉しいです^ ^更新頑張ります☆ (2021年7月26日 22時) (レス) id: d1a67136b3 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - すっっごく面白いです!虜になりました!ジンくん登場でどうなるのかとか気になります!更新楽しみにしてます! (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハニ | 作成日時:2021年5月1日 19時