糖度95%のキミ -JK- ２

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JK「映画の前にお風呂入る？ヌナ途中で寝そうだし」


『寝ないよぉ。ジョングクこそ途中リタイアしないでよね？』


JK「しませんよ。でも済ませておいた方が楽だから先に入ってきてください」


『いいの？あたしが先に入っちゃって』


JK「うん。着替え置いとくから」


『パジャマ持ってきたけど…』


JK「いいから。俺の着て」




なぜそんなにも自分のものを着て欲しいのか分からないけれど、とりあえず先にお風呂を借りることにした。









『ふぅ、気持ちいい』



ジョングクがあたしの為に買ってくれたというこの入浴剤は、店舗限定のものだからお店に行かないと手に入らない。


普段は絶対に行かないようなところなのに、わざわざ彼が足を運んでくれたのかと思うと嬉しくて口元が緩んでしまう。


あの可愛らしい内装の店内にいるジョングクを想像したら、ちょっと笑えるけど。


本人はそんなこと気にもせず入浴剤しか目に入ってなかったんだろうな。









『…着替えって、これだけ？』



お風呂から出て、ジョングクが頑なに着てくれと譲らなかった着替えを広げるとかなり大きめのＴシャツで。

あたしが着たらちょうど膝下くらいの丈だ。


普段はお腹を冷やさないようにワンピース型のパジャマは着ないから少しスースーするのが気になる。

でも、これを着ないとジョングクまた拗ねるだろうし。

どうしようかなぁ。









JK「上がった？」


『うん、先にいただきました。入浴剤もありがとね。使わせてもらっちゃった』


JK「どういたしまして。あ、それちょうど良さそうですね」


『大っきいよ…これ、』


JK「ジャストサイズですよ」


『そうかなぁ？』


JK「そうです」


『やっぱり自分の、』


JK「可愛いからそのままでね！俺もシャワー浴びてきます」




ちゅっとキスをして「待ってて」って。


『… …』



なんか、急にドキドキしてきた。



いやいや。映画を観て、寝るだけ。



寝るだけ。




寝るだけ！







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