4※暴力表現あり(過去) ページ23
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中丸雄一
翔が頑張って働いてくれてるから...家のことは俺がしっかりしないと
お母さんはいつも寝てるかどこか出かけてるか...
でも出かけたあと帰ってくる時はいつも知らない男の人がいる
だけど...それが地獄の始まりなんだ
男「うるっせーな...お前が悪いんだろ!」
増「ごめ...さい! ...ｹﾞﾎｯ...ごめ...」
「やめてよ!」
母「あんたは家事をしときなさい!」
「...はい」
いつもお母さんや男の人は貴久を殴る
貴久...何もしてないのに
俺がとめに入った時...殴るだけだったのに貴久の首を締めたり刃物で傷をつけたりされて...本当に貴久が死んじゃうって思っちゃった...
それからは俺...見てることしかできなくて...とめたくてもとめられなくて...そのまま5年たった
増「やめ...ｳｯ...ﾔｰｰ! あつい...ﾊｧﾊｧ...いたい...ｳｯ...ごめ...」
男「ﾊﾊﾊ! もっかいやっとこーぜ!」
「やめてよ! もういいじゃん...」
母「うるさいわね! アンタは黙ってなさい!」
完全に怯えている貴久...
最近は殴られるだけじゃなくて煙草を押しつけられたりもしている...
なんで貴久なの?...俺でいいじゃん...見てるだけしかできない俺自身にもムカつく
そんな時アイツが貴久の首を締めた
「!?やめろ!」
男「!?邪魔だ!」
俺ははじめて反抗した
だけどすぐに吹っ飛ばされてしまった
貴久は苦しそうに藻掻いていたのに今はダランと力が抜けてしまってる
...貴久が死んじゃう
「やめて!」
母「もう遅いわよ...どうせ死んでるんだし」
そう言いながら貴久を黒い袋にいれて口を縛りはじめた
「何してんの!?」
男「うるっせーな! 黙ってろ」
俺が袋を解く前に男に俺は殴られて意識をなくした
...貴久...いつもこんなかんじだったんだ
痛かったよね...怖かったよね...守れなくてごめんね
そう思いながら目を閉じた
??「...ち...雄一!」
「ん...翔?」
櫻「大丈夫?」
「!?貴久は?」
櫻「それはこっちが聞きたいんだけど...」
俺は一瞬で目が覚めた
さっきまであった貴久が入ってる袋は見当たらない
...となると
俺は急いである場所に向かった
櫻「おい! なんでゴミステーションなんだよ...」
「黒いゴミ袋!」
??「...これかな?」
「それ!」
俺は急いでその袋を破いた
櫻「おい! 何やってんだよ...!?貴久! ...おい貴久! 聞こえる?」
??「救急車...今呼んだから!」
貴久は救急車で運ばれた
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作者名：春季 | 作成日時：2020年12月15日 2時
