なーな ページ7
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成亮side
校長室に行って担任の先生から教室まで案内される
光一から話がいっていたのか普通はありえないけど俺らは3人とも同じクラスになった
慶「蓮見慶一郎です
よろしくお願いします」
成「蓮見成亮...よろしく」
貴「...蓮見...貴久です」
とりあえず自己紹介をすませる
「はい...ということでみんな仲良くね
あと...服装のことなんだけど...」
慶「あぁ...すみません
前の学校は私服でよかったので...
明日からは制服できますので」
貴「でもっ...俺...」
目をぎゅっと瞑って俺の服を握る貴久
...これは自分では言えねぇな
成「先生...貴久は小柄でこの子にあうサイズがなかったので制服は貰っていません
だから貴久だけは明日からも私服で登校させます」
「あぁ...そうだったね
じゃあ貴久くんだけは特別に私服登校を認めるから」
周りがブーイング言ってんの聞こえるけど仕方ねぇだろ
ここも同じか...自分らとは違う人を見ると排除したくなる...ってか
結局どこに行っても同じなのかな...?
なんだか悲しくなった
休み時間になると周りの生徒とワイワイ話し出す慶ちゃん
あいつ...すげぇな
そこだけは尊敬するよ
まぁ...俺は人に興味なんてないしなるべく関わりたくないから貴久と話をして話しかけるなオーラを放つ
でもちょっと気になる光景が...
「なぁ優斗! カツサンドパン持ってきてくれた?」
「あ...ケンティ...はい! これでいい?」
「はぁ?お前バカなの?
これカツサンドじゃなくてコロッケサンド
はやく買いなおしてこいよ」
成「だったら自分で買ってくれば?
人に頼んでおいて間違ったら買い直しって...お前人として終わってんな」
え...俺なんか変なこと言った?
なんか周りの目が痛いんだけど...めんどくせぇことになったな
タイミングがいいのか悪いのか先生が入ってきて授業がはじまった
クラスが違うのかアイツは舌打ちして教室を出てった
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作者名：春季 | 作成日時：2022年2月20日 14時
