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ごーお ページ5
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成亮side
慶ちゃんはいつもドジなんだ
それなのに長男だからって仕切りたがる
俺らは目立つのが好きじゃないから仕切ってくれるのは別にいいんだけど...慶ちゃんのせいで一緒にいると目立っちゃうからやめてほしいのが本音
今だってそう...駅で転けるし...おまけに貴久まで巻き込みやがって...その時に貴久の頬に傷ができてしまってまだ血とまってねぇぞ
バケツひっくり返して駅員さんに舌打ちされるわ...川に落ちた時にずぶ濡れになって更にに服までビリビリに破っちゃって...
兄とはいえ目立つのは嫌だから正直近くを歩きたくはない
「...ここが学校
着いたからもう俺に着いてこないで」
貴「っ...ぁ...あのっ...ありがとう」
成「...ありがとう」
慶「ありがとね!」
気がつくと周りは囲まれていて変な目で見られている
怖いのか貴久が俺の服をぎゅっと握ってくる
成「貴久...大丈夫...大丈夫だから
何があっても俺が貴久のこと守るから」
慶「ちょっと! 僕もいるよ」
成「慶ちゃん...頼む
今は近くに来ないでくれ
この人集りの原因...絶対お前なんだわ
それと...慶ちゃんは頼りにならない」
俺は貴久を軽々と抱っこして人集りをすいすいと抜けていく
この子...また軽くなってる
元々少食な貴久だけど...ここまで軽いとなると心配になる
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作者名：春季 | 作成日時：2022年2月20日 14時
