美しの月は知っている

大事な話 ページ7

マ「あのね、大事な話というのは…」
彩「なぁに？ママ？」
そのあと聞いた話は衝撃的な事実だった




マ「彩、あなたはほんとは私達の子ではないの」
彩「えっ？！どういうこと？」
そのあとママの口から語られた事実は、私が本
当は日本の有力グループ「天音寺ホールディングス」の社長令嬢だということ、ママとパパは社長、つまり私の本当のお父さんの親しい友人で、小さい頃に誘拐未遂にあったから預けられたということ、そのせいで、幼い頃の記憶が無くなっていることなどだった。
マ「最後にあなたには兄が２人いるのよ」
彩「お兄ちゃんが２人…」
マ「心の整理がついて、都合の良いときに会いたいっておっしゃっているの」
彩「……わかった。また明日でいいかな？まだこんらんしてるの」
マ「彩……わかったわ。今日はゆっくり休みなさい」
彩「うん、ありがとうママ」









バタン
そう音をたてて扉をしめる
いつもなら奈子に気を使うんだけど、今はそんなこと頭になかったの
私が社長令嬢…
パパとママとお兄ちゃんと奈子とほんとうの家族じゃなかった…
ほんとうのお兄ちゃん２人が私に会いたがってる…



私はどうなるの？
ほんとうの家族のもとにいくのかな？
そのまま立花家にいるのかな？
学校は？浜田じゃなくなる？
秀明は？KZは？






そんなことを考えながらその日は予習も復習もしずに寝たんだ。

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