裏切りはお一人でどうぞ【鬼滅の刃】

2話でござるよ、全員集合！！ ページ3

『後日』



伊黒「…大宮川を柱にすることにした。」

「は？」

伊黒「隊立違反の“証拠”がないからな、近くで泳がしてボロを出した所で処分するつもりだ。」

「…ああ、なるほど。でも他の隊士は納得しますかね？」

伊黒「柱にすると告げたのは大宮川にのみだ。つまり俺の継子を標的にした阿保で馬鹿なアイツだけが自身が柱になったと思い込んでいるというわけだ。しかしながらこれは有り得ない異例の事態、こんな判断を御館様にさせた大宮川に俺は怒っているんだ。」ﾈﾁﾈﾁ


…伊黒さん、もしかして私が仕事押し付けられたことにも怒ってます？
口にはしないがそうならとても嬉しいぞ。


「まああれですね、柱合会議とかにも出るなら“次期柱”として参加が許されている私とも会う機会が多くなりますね。」

伊黒「Aと話すなAに近づくな…とソイツに言いたいところだがそれではボロを出さなくなるだろう、仕方ないが我慢してくれ。」

「別にいいですよ、伊黒さん達が何があっても正しい行動をしている限り私の味方なのは分かってますから。」

伊黒「ああ。…稽古の時間だ行くぞ。」



＊＊



伊黒「遅い、動きが遅い。」

「はい！」


師範(稽古中はそう呼んでいる)との稽古は好きだ、自分が強くなっているのが分かる。
短い休憩時間には意外と甘やかしてくれるし。


「甘味処のお土産ですか？」

伊黒「ああ、この間甘露寺と行ってきた。」


甘露寺さんは伊黒さんと仲が良く、必然的に私も仲良くなった女性の隊士だ。
めちゃ可愛くてホントのお姉ちゃんみたいに慕っている。


「わっ、美味しい！！！！」

伊黒「それを食べたら稽古に戻る。…食べすぎるなよ。」

「はぁい！」

3話ですよ、全員集合！！→←1話だよ、全員集合！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す