【暗殺教室】お隣さんは女たらし (ページ3)

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＊今の状況＊

肺炎を拗らせて入院→退院→防衛省の人が来た

「えっと…父に何か用ですか？」

園川「いえ、用があるのは貴方…白川Aさんです。」

「は？」

園川「貴方が明日から通う椚ヶ丘中学校3-Eについてお話しがあります。」

「……新手の詐欺か何かですか？お帰りください。」

玄関でそう言い切ると…丁度学校から帰ってきた陽斗が。

前原「あれ？園川さんじゃん。」

「え？陽斗…この詐欺師と知り合い！？」

前原「ハハ…詐欺師じゃねえよ。防衛省の人だって説明受けなかった？」

「え？じゃあホントだったんですか！？」

園川「はい。」

真っ青になるのがわかる。

「……っ！？た、大変申し訳ありませんでしたあああああああ！」

土下座しそうになる私を陽斗と園川さんが宥める。

「あ…防衛省にこれから行くんですよね！？すぐ、準備してきますっ！！！」

＊＊

「はぁ、わかりました、もうココまできたら全て信じます。」

暗殺…ね。

「明日から…殺ります…」

防衛省の人が再度真っ青になった私を心配し、家まで車で送ってくれた。

「…ただいま。」

前原「おかえりー。」

「え？なんでいるの？」

前原「ああ、二階から侵入した。」

「…不法侵入だよ、」

前原「まあいーじゃん！」

…まあ一週間に一度くらいのペースで侵入されてるしいいか。

「…で、どうしたの？」

前原「いや、Aのことだからパニックになってるんじゃと思って。」

「…当たりー。もう何も考えらんない。」

ボフッとソファに飛び込む。

前原「ああ。そうだと思って。夕飯作りに来た。今日もお父さん、遅いんだろ？」

「さすが女たらし。優しいね。」

前原「女たらしは余計だよ。」

「でも……ありがと。」

前原「ああ。」

ご飯を陽斗に作ってもらうことは、実を言うとよくある。

私は母を亡くしていて、父は出張が多い上に夜23:00にならないと帰ってこない。

故に、疲れた時は何も食べない時がある。のを陽斗が心配して自ら作りに来てくれるので、私はそれに甘えてしまっている。

「…酢豚がいいな。」

前原「ハハ…わかったよ。」