魔法が効いたら苦労しない【ツイステ】【鬼滅の刃】【刀剣乱舞】

episode2 ページ4

「って、そうじゃなくて。長谷部、皆に重要な話があるんだ。大広間に皆を集めて欲しいんだけど」

長谷「主命とあらば！」

長谷部は短刀にも劣らない機動力でその場を去った。
そして暫くすると遠くから長谷部の声が。
足音は無いのに声はよく聞こえる。どれだけでかい声を出しているのやら。

こ「へし切長谷部様は相変わらずですね」

「そうだね。さて、私達も大広間に向かおう。ここからは少し遠いからね」

こ「はい！」

私の部屋から大広間までは少し距離がある。長谷部の機動力を考えると、皆が集まるのはすぐだろう。
私は少し早歩きで大広間に向かった。


大広間に着くと、殆どが揃っていた。

「流石、長谷部。というより、うちの刀剣男士達…」

加州「主！仕事お疲れ様！話って何！？」

「ありがとう、清光。話は全員揃ってからするよ。後、来てないのは？」

山姥「同田貫正国、大包平、鶯丸とへし切だ」

「…またか。ありがとう、まんば。今回は急ぎの話だからな、呼んでくるか。」

これで何回目なのだろう。私は大広間を出て3人がいるであろう場所へと向かう。
その場所に近づくにつれ長谷部の怒鳴り声が聞こえてきた。
やっぱりと思い、‘’鍛錬場‘’の扉を開けると、そこには正座の3人とその前に鬼の形相で怒っている長谷部がいた。

「…長谷部」

長谷「主！何故ここに！？」

「そこの3人だけ大広間に来てなかったからね。こんなことだろうと思ったよ。長谷部もそんなに怒ってやるな」

長谷「しかし！直ぐに行くとか言いながら鍛錬を続けていたんですよ！？」

同田「だから言ってんじゃねぇか。直ぐに行くって」

長谷「お前らには一番最初に伝えたはずだ！なのに俺が戻ってきてもまだ鍛錬をしていたんだぞ！」

大包「仕方ねぇだろ。つい夢中になっちまったんだよ」

鶯丸「まぁまぁ、へし切。そんなに怒るな茶でも飲め」

長谷「長谷部と呼べ！貴様もだぞ鶯丸！何故こいつらを止めて大広間に連れてこなかった！」

鶯丸「2人とも楽しそうだったからな。つい。」

長谷「貴様ァァァ！！」

「…ﾊｧ、長谷部。大広間に行ってて。3人はちょーっと私の話をしようか」

同田,大包「ｹﾞｯ！」

長谷「主命とあらば！」

「さぁて、これで何回目かなぁ？仏の顔も三度までだよ？もう三度じゃ済まないけどね。今回は急ぎの用事だったから許せないなぁ」

その後、同田貫と大包平は1週間の出陣停止。
鶯丸は…3日間の大包平との同室を解除となった。
これが1番効くだろ。

episode3→←episode1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す