我々軍の司令塔 (ページ28)

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22話ページ28

ラ「A様。見てましたか？」
貴「見た…。何で？何で皆自分を責めるん？」

私はランスに言われて総統室の会話を見ていた。
…私のせいなのに。そう思っているのは私だけで皆は自分を責めている。そんな事私は望んでないのに

ラ「皆様、自分がもっと早く気づいていたら、自分が早く助けに行けたら。そう思っているんです。もちろん、俺も」
貴「勝手な行動をしたのは私や」
ラ「それでもですよ。」
貴「…」

何でこうも、思い通りにいかへんのやろな…。

ラ「…今はバラさなくて良いです。なので暫くはクリムとして生活して下さい。」
貴「分かった…」

私はその後自分の…クリムの部屋に案内された。

ラ「クリムの部屋はここです。今日はもう休んで下さい。」
貴「はい。ありがとうございました」

ランスは私の顔を覗き込み、心配そうな顔で

ラ「無理はしないでくださいね？」

また心配かけてるなぁ…。

貴「分かってるよ」

ランスの優しさは少しだけ私を苦しめるかもしれない。
私か皆を目の前にした時、自分がどうなるか分からない。前みたいに会話をしたいと思うかもしれない。混乱して何をするか分からない。

貴「…どうするのが正解なんやろうなぁ」

私の声は誰にも届かず部屋に消えた…。

貴「寝よう」

今日の事、これからの事、様々なことを思いながら私は意識を落とした。

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短ーい！！！