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会社の開発部のエースで、イケメンって有名な。
「何か？」
そんな人がなんで......
「お誘いです。」
「はっ？」
何をいってるんでしょうか、このイケメン。
「実はずっと佐野さんのこと気になってて。」
「はぁ。」
手を頭の後ろにやって照れてるようにみえる。
「この後、お食事でもいかがですか？」
「え......。」
「いいお店を見つけたんですよ。」
用事、ない。
こんなことなら夏澄ちゃんを断らなきゃ良かったかな...。
「どうですか？」
不安そうにしてるし、断れない、か。
『だから甘いんだよ！』
声が聞こえた気がした。
幻聴とかヤバいレベルだ。
「...分かりました。じゃあ、お願いします。」
「良かったー！行きましょうか。」
昨日のことを忘れる意味でも、飲みに行くか。
山城さんが連れていってくれたのはなかなかのところで。
高級感がありつつも、入りやすいお店だった。
出てくる料理も彩りが鮮やかで美味しかった。
最後に、デザートと一緒にワインを楽しんでいた。
「佐野さんって、お綺麗ですよね。」
「そんなこと無いですよ。もっと良い方がいますから。」
何年ぶりだろ、綺麗なんて言われたの。
和也は、『は、俺の方が綺麗でしょうが。』なんて自慢してくるし、そんなこと言われたこと無い。
「Aさん？」
「は、はい。」
「ふふ、Aさんって不思議なところかありますよね。」
「そうですかね。」
「ええ。魅力的です。」
「それは山城さんの方だと思いますよ。」
「それ、誉めていただいてますか？」
くすりと笑う山城さんは噂通りのイケメンだ。
「あの良かったら、お付き合いしていただけませんか？」
「え？」
「急に、というわけではなくて。これから、恋人としていていただけないでしょうか？」
「その、えっと、」
つまりそれは、
「はい。告白してます。」
笑いじわのよる顔に和也の顔が被ったようで、ドキリとする。
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河衣榛(プロフ) - めいりんさん» コメありがとうございます！これからも頭を働かせて頑張っていきます！応援よろしくお願いします！！ (2015年1月25日 1時) (
レス) id: 28e4d98abc (このIDを非表示/違反報告)
めいりん(プロフ) - 初コメです！！とっても面白かったです！！一気に読んじゃいました！！ほかのお話も楽しく読ませていただきます！！これからも頑張ってください♪ (2015年1月23日 18時) (レス) id: f391d12e83 (このIDを非表示/違反報告)
あお - これからも頑張って〜！ (2015年1月15日 23時) (レス) id: fc70051463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河衣榛 | 作成日時：2015年1月15日 2時
