She is my sweetheart...－2－ (ページ9)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:36,011 hit

29... ページ9

「あっ神宮寺君のことで…
勇太って呼んでって言われたの…」

私が必死に説明している途中に

紫耀に肩を強く押されて、そのまま壁にもたれてしまった

それに、目の前には紫耀の顔が急接近している

周りはほとんど真っ暗で幽かにしか見えないのに

紫耀の顔だけ光っているように見える

紫耀「そうやって言い逃れしようとしてる？
神宮寺と一緒にいて楽しかったんじゃないの？？
俺が帰って来なかったらとか思ってたんじゃないの？？
俺なんか…邪魔じゃないの？？」

紫耀が、息を切らしながら言った

私は、紫耀の瞳をただ見つめることしかできなかった

紫耀の視線が、私の瞳から逸れた

そして、はっとした表情をして、私から離れた

紫耀「わっ悪い…
忘れろ」

紫耀は、そういうと家から出て行った

私は、壁にもたれたまま、玄関の方をじっと見つめていた

すると、玄関の扉が開いた音がした

いつの間にか、目の前には雷翔さんがいた

雷翔「…Aさん、、、
紫耀のこと…
ちょっとほっといたってくれへん？
その間…
…俺がおるからさ」

私の顔は、すぐに赤く染まってしまった