She is my sweetheart...－2－ (ページ22)

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廉「なぁ、俺の家に泊まったら？
A、紫耀の家やろ…？」

廉が、私とわざと視線を合わせないようにして、言った

「でも、紫耀に気づかれるんじゃ…」

私が、そう言うと、廉は下を向いて

廉「気づかれたらあかんの？」

と、言った

気づかれたらダメって言ってるわけじゃないけど…

なんか、気づかれたくないような…

気づかれてはいけないような…？

廉「…あかん理由、無いやろ？
ほんなら、紫耀の家から服とか…

　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

「え？」

家の、インターホンが鳴った

廉が、その画面を見に行くと―――

廉「紫耀！？」

紫耀『――あーっ、
間違えたわ』

一瞬、紫耀の声が聞こえた…

廉が、私の元へまた戻って来た

そして、私のほっぺをむにっとすると

廉「ごめんな、ちょっと外行ってくるわ」

と言って、携帯だけを持って家を出て行った

しばらくしてから、廉が帰ってきた

家に帰ってきた廉は、大きい段ボールを2つ持っていた

「なに？それ」

私が、その荷物を運ぶのを手伝おうとして

立ち上がった瞬間―――

廉「…Aの
紫耀に持たされた」

と、言われて、急に胸が苦しくなった

私は、すっかり冷めきってしまったココアを飲み干して

廉のベッドで寝てしまった―――